桑田&ユーミン曲が記録的OA数で1位返咲き/ヒゲダン発売翌週ながらOA伸長4位/TOP3独占ほかXmas曲彩る【エアモニ】

チャート プランテック

プランテック

2023年12月27日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年12月18日~12月24日プランテック調べ)では、桑田 佳祐&松任谷 由実「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」が1位を獲得した。

80年代にテレビ音楽番組のために制作された曲を、2者のコラボによりリメイクした同曲。11月25日放送のJFN系列番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」での情報解禁および初オンエア後、12月1日より“JFN 2023 ウインター・レコメンドソング”に選ばれたこともあり広くオンエアされ、11月27日~12月3日チャートで1位初登場。その後も大量オンエアを続けTOP5をキープしつつ、CDリリース週およびクリスマス週を迎えた今週、3週ぶりの首位返り咲きとなった。

JFN系列局は元より、JFL系列やAM局でも様々な番組で広くオンエアされている点からもその注目度の高さが伺える。それぞれのクリスマスソングである「白い恋人達」(55位→19位)、「恋人がサンタクロース」(55位→24位)を同時チャートインさせつつであるのもさすがだ。

そして、今週唯一、調査対象全てのステーションで2回以上のオンエアを獲得している点も然ることながら、特筆すべきはそのオンエア数だ。509回のオンエアを獲得しており、2位以下の2.7倍を超える大差であるとともに、週間で500回以上のオンエアは2010年9月以降初めてのこと。実に歴代5位(プランテック調査基準)となる記録的回数であったことを特筆したい。ビッグネーム2人によるコラボレーションならではの結果だ。

2位には山下 達郎「クリスマス・イブ」(前週25位)が、3位にはマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(前週18位)が、それぞれクリスマス週に伴い急浮上した。毎年シーズンソングのトップ争いを繰り広げる定番の2曲だが、前週からの逆転劇をみせつつ、昨年に続いて「クリスマス・イブ」に軍配があがったかっこうだ。ちなみに上位3曲とも調査対象全てのステーションでオンエアを獲得しており、今年も広い範囲でクリスマスムードを高めてくれた。

4位はOfficial髭男dism「SOULSOUP」が前週ポジションをキープした。『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』主題歌となる同曲は、12月13日の配信リリースを前に、11日放送のメンバー楢﨑誠がパーソナリティを務める番組「ロヂウラベース」(FM FUJI)でのラジオ解禁を機に、他局・番組でも続々と先行オンエアを開始。前週チャートに初登場した。

今週は映画公開週であったこと、そして前週より増加したリクエストオンエア数が実質的に今週最多であったことが大きな要因となり、リリース翌週ながらオンエアを更に伸ばすこととなった。調査対象83.9%のステーションと未だ広い範囲で注目されていることも特筆すべきだろう。

クリスマスウィーク本番、新旧ホリデーソングがチャートを彩る

クリスマスウィークとなった今週のチャートは、集計期間がバッチリ重なったこともあり関連曲が上位でひしめき合う結果となった。

上述のとおりTOP3は全てクリスマスソングであり、どれも全ステーションでオンエアを獲得。特に首位を飾った桑田 佳祐&松任谷 由実「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」は、記録的なオンエア数で今年の顔となったことは言わずもがなだ。来年以降も定番ソングの仲間入りするか楽しみだ。

同じく、KAN「KANのChristmas Song」(28位→16位)も、先月逝去したKANとFM802、FM COCOLOで番組をやっていたラジオディレクターの呼びかけに7名のアーティストが集まった“KAN with His Friends”名義での2023年バージョンだ。リリースはなく12月25日までラジオだけで聴けるとあり、前週から2倍以上のステーションへとオンエア波及するなど伸長がみられた。

なお、TOP10中のクリスマスソング6曲は全て、調査対象となる9割以上のステーションおよび全FM局でオンエアを獲得している。この他、アリアナ・グランデ「サンタ・テル・ミー」(43位→13位)、エド・シーラン & エルトン・ジョン「メリー・クリスマス」(63位→14位)、ジョン・レノン「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」(99位→17位)、ダニー・ハサウェイ「ディス・クリスマス」(126位→21位)、ジャクソン・ファイブ「ママがサンタにキッスした」(106位→25位)、ポール・マッカートニー/ウイングス「ワンダフル・クリスマスタイム」(52位→33位)、バンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」(79位→34位)といった、洋楽曲が多くチャートインしたのもこの時期ならではのものだ。国境を越えた多くの名曲たちが今年も華やかにクリスマスを飾ってくれた。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2023年12月18日~12月24日)

1位「Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」桑田 佳祐&松任谷 由実
2位「クリスマス・イブ」山下 達郎
3位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
4位「SOULSOUP」Official髭男dism
5位「Sleep Walking Orchestra」BUMP OF CHICKEN
6位「ラスト・クリスマス」ワム!
7位「クリスマスソング」back number
8位「君の居場所(Have a Good Time Here)」竹内 まりや
9位「ドライビング・フォー・クリスマス」クリス・レア
10位「Sleepwalk」なとり

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

関連タグ

関連タグはありません

オススメ