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イーロン・マスク氏所有のX、主要音楽出版社とNMPAを提訴 業界全体の「共謀」によるライセンス契約強要を主張

ビジネス 海外

X(旧Twitter)は1月9日、音楽出版社18社と全米音楽出版社協会(NMPA)を提訴した。著作権侵害の削除要請を「武器化」し、同ソーシャルメディアに対し、業界全体を対象としたライセンスを「競争を超えた水準の料金」で強制的に取得させるよう共謀したとして、独占禁止法違反を主張している。

提訴対象には、3大メジャーレーベルの出版社も含まれる。Xによれば、同社は「競争条件で米国の楽曲ライセンスを個々の音楽出版社から取得する能力を否定されている」という。同プラットフォームは2023年以降、NMPAとの法廷闘争を続けており、NMPAはXを大規模な著作権侵害の疑いで訴えている。

Xは損害賠償額を明示せず、同社が「強圧的」「非競争的」と呼ぶ交渉手法を差し止める仮処分命令を求めている。

デビッド・イスラエライトNMPA会長兼CEOは「Xは自社プラットフォーム上で楽曲のライセンス供与を行っていない唯一の主要ソーシャルメディア企業」と指摘。今回の「根拠のない訴訟」は、Xによる楽曲の違法使用に対して出版社などが正当な権利を行使する動きから注意をそらすための悪意ある試みだと述べた。

(文:坂本 泉)  

榎本編集長

「イーロン・マスク氏所有のXが音楽業界とバトル中。Xは音楽出版社18社(グローバルメジャー系含む)と全米音楽出版社協会(NMPA)が「共謀して著作権侵害の削除要請を「武器化」してXから音楽使用料ぼったくろうとした(意訳)。独禁法違反だ」と訴えた。現時点でTikTokやInstagramなどでは音楽が利用できるが(許諾のない曲は不可)、Xで音楽利用はほぼ不可能だ。音楽出版はサブスクだけでなく動画共有やショート動画そしてSNSと契約を進めたことで音楽業界のなかでも特に秀逸な収益構造を実現しつつある」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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