CRI・ミドルウェア、24年10月~25年6月期は大幅増益
映像・音声に特化したミドルウェアを展開するCRI・ミドルウェアは、2025年9月期第3四半期の連結業績(2024年10月1日~2025年6月30日)を発表した。
売上高は26億1,191万円(前年同期比16.7%増)、営業利益は4億6,788万円(同147.2%増)、経常利益は4億7,688万円(同129.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億2,764万円(同95.5%増)となった。
ゲーム事業において、同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等の国内許諾売上は、新規顧客開拓が功を奏し、中規模の一括許諾売上を複数獲得したことにより増加。海外向けは、中国で第3のOSがローンチされた効果と、欧米展開が着実に進んだことにより増加した。株式会社ツーファイブが行う音響制作は、中国企業にとって日本市場は2ndターゲット市場となっているため、日本人声優起用のボイス収録業務が堅調に推移したことにより増加した。同セグメントの売上高は13億7,810万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益は1億7,137万円(同138.8%増)となった。
エンタープライズ事業において、モビリティ分野の売上は、新製品となる車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco」が上期に引き続き、当第3四半期も見通しを上回ったことにより大きく増加。組込み分野の売上は、カラオケの一括許諾売上やリアルカジノ向けの年間許諾売上が上期に計上されたことにより増加した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を計画的に減らしたことにより、予定どおり減少した。同セグメントの売上高は12億3,381万円(前年同期比18.3%増)、セグメント利益は2億9,650万円(同152.4%増)となった。
通期の業績予想は、5月8日に公表したものを据え置いた。
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