HYBE、Weverseと別の新スーパーファン・プラットフォーム「THEUS」発表
韓国の大手エンターテインメント企業HYBE、クリエイター向けの新たなスーパーファン・プラットフォーム「THEUS」を6月22日にローンチすると発表した。クリエイターは専用の「スペース」にコンテンツをアップロードし、コメントやライブストリーム、インタラクティブ機能を通じてファンと直接関わることができるという。
THEUSは、 HYBEの子会社であるBinary Koreaと同国のデジタルエンターテインメント企業サンドボックス・ネットワークとの合弁事業で、前者はアプリの開発を、後者はオンボーディング(新規ユーザーのサポート)を含むクリエイター関連の運営管理をそれぞれ担当する。
新プラットフォームは3月からベータテスト段階に入っており、現時点で登録しているクリエイターは10組、ユーザーは2万人に上る。6月22日の正式リリース時には10組のクリエーターが新たに加わる予定という。
HYBEは既に同様のスーパーファン・プラットフォーム「Weverse」を展開している。新プラットフォームの導入で、クリエイター・エコノミーのさらなる拡大を狙う。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「日本を除く先進国でサブスク(とライブ)が成熟し、世界の音楽業界はスーパーファンプラットフォームを次の目標に定めつつある。UMGとWMGのCEOも年始に明言しており、ワーナーと米ソニーはFaveに出資、ユニバはBTS擁するHYBEのWeverseと提携。Weverseがメジャーアーティスト向けのプラットフォームなのに対し、今回のTHEUSはクリエイターにオープンなものを目指しているようだ」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。
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