【訃報】音楽プロデューサー・作家の佐藤 剛氏が死去 71歳、甲斐バンドやTHE BOOMなど多くのアーティストを手がけ日本のスタンダード・ソングに関する著作も多数

ビジネス お悔み

佐藤 剛氏

ミュージックソムリエ協会会長およびファイブディー・ラボ代表取締役社長で、音楽プロデューサー・作家の佐藤 剛氏が6月20日朝、大腸がんのため都内病院にて死去した。71歳。6月26日、ミュージックソムリエ協会が発表した。

葬儀は6月25日に家族葬にて執り行われ、香典、供花、供物などは辞退するとのこと。なお、後日お別れの会を予定している。

1952年岩手県生まれ。大学卒業後、音楽業界誌『ミュージック・ラボ』を経て、1977年から86年の解散まで甲斐バンドのマネージメントを行う。1988年より本格的に音楽プロデュース業を始め、THE BOOM、宮沢和史、プライベーツ、ZELDA、喜納昌吉とチャンプルーズ、ヒートウェイヴ、中村一義、100s、小野リサ、ズボンズ、スーパーバタードッグ、ハナレグミ、高野寛、ナタリー・ワイズ、有里知花、由紀さおり、ソノダバンド、マルシアなど数多くのアーティストをプロデュース。また、「久世光彦 マイ・ラスト・ソング」(2008年~)、「Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち」(2005年)、「中村 中×牡丹燈籠 江戸糸操り人形」(2007年)、美空ひばり二十三回忌イベント「HIBARI 7DAYS」(2011年)などのコンサート・イベントのプロデュースと演出を手がけた。

2010年からは作家としても活動、主に日本のスタンダード・ソングにまつわるノンフィクションを書き、WEBサイト「TAP the POP」でも多数のコラムを執筆。著書には『上を向いて歩こう』(岩波書店/小学館文庫)、『「黄昏のビギン」の物語』(小学館新書)、『歌えば何かが変わる』(篠木雅博との共著、徳間書店)、『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」天才たちはいかにして出会ったのか』(文藝春秋)、『ウェルカム!ビートルズ』(リットーミュージック)など多数。2015年、ミュージックソムリエ協会会長に就任。2019年、Network of Music and Art Setagaya 代表理事就任した。

佐藤 剛氏には「Musicman’s RELAY」の取材などで大変お世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。

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