KeyHolder、22年1月~12月期は大幅な増収増益 乃木坂46など好調

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KeyHolderは2月14日、2022年12月期の連結業績(2022年1月1日~2022年12月31日)を発表した。

当連結会計年度における業績は、売上収益220億6,200万円(前期比31.4%増)、営業利益20億2,400万円(同172.5%増)、税引前利益21億7,500万円(同215.6%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益18億7,700万円(同306.9%増)となった。

総合エンターテインメント事業のライブ・エンターテインメント部門では、同社グループの主要アーティストであるSKE48、乃木坂46、Novelbrightの活動に加え、et-アンド-、小栗有以、まるりなどの所属アーティストについて、ドラマやアニメ、情報番組等とのタイアップ、メジャーレーベルからのデビューなどを果たしたほか、宮脇咲良との新規のマネジメント契約を増やすなど、同社グループ所属アーティストが様々な場面において、活躍の場を増やしている。

デジタル・コンテンツ部門では、アイドルとの恋愛疑似体験ができる恋愛シミュレーションアプリとして、2022年4月でリリースから6周年を迎え、1,000万ダウンロード数を突破した乃木坂46公式の「乃木恋」や、2020年11月の発表より順調にダウンロード数を伸ばしている日向坂46公式の「ひなこい」など、スマートフォン向けのゲームアプリの企画・管理・運営やプロモーションに関わる支援を継続して行っている。以上の結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益105億4,100万円(前期比4.4%増)、セグメント利益22億500万円(同93.7%増)となった。

映像制作事業は、既存のバラエティ番組をはじめ、継続的に特番を多数制作しており、来期以降に向けた動きも積極的に実践して、着実に実績を積み上げている。今期よりTCで展開している、番組制作等でプロの技術者が使用する機材レンタル事業や編集作業を行うポスプロ事業は、事業規模の拡大に必要な機材について、引き続き世界的な半導体不足の影響による供給不足等に伴って入手が困難な状況になっていたが、一定の商材確保が完了し、来期以降に向けた体制整備が整った。制作スタッフの派遣事業は、派遣先である映像制作会社の状況に伴って、派遣の受け入れの変動はあるものの、引き続き順調に推移している。以上の結果、映像制作事業の業績は、売上収益53億2,100万円(前期比20.4%増)、セグメント利益3億1,200万円(同141.0%増)となった。

広告代理店事業の業績は、売上収益58億9,700万円(前期比211.1%増)、セグメント利益2,900万円(同85.7%減)となった。

その他事業の業績は、売上収益3億円(前期比19.2%増)、セグメント利益6,800万円(前期はセグメント損失4,500万円)となった。

2023年12月期における通期連結業績予想は、売上収益を240億円、営業利益を22億円、親会社の所有者に帰属する当期利益を20億円と見込んでいる。

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