Netflix、TBSグループのTHE SEVENと戦略的提携 人気実写作品の製作へ

ビジネス アプリ・サービス

NetflixとTBSホールディングス傘下の製作会社THE SEVENは11月8日、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。今後5年間、業界の先端をゆくTHE SEVENが製作するオリジナル実写作品の数々を、190ヵ国に広がるNetflixメンバーに向けて独占配信する予定だという。

左から、森井プロデューサー、赤羽 VFX プロデューサー、菅井 CEO

THE SEVENでコンテンツ開発と製作の指揮を執る森井輝氏とは、人気作品「今際の国のアリス」を2シーズン通して共同製作し、現在は「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」と実写版「幽☆遊☆白書」を製作中。また、視覚効果プロデューサーのトップを務める赤羽智史氏(『映画 暗殺教室』、劇場版『コンフィデンスマンJP』シリーズ、実写版「幽☆遊☆白書」)は、物語の魅力と唯一無二の世界観を映像化している。

緑山スタジオ・シティ 配信コンテンツ向け撮影スタジオ 完成予想図

THE SEVENとのパートナーシップは、すでにNetflixを通じて人気ドラマシリーズを配信しているTBSとの関係をさらに強化するものだ。そして来年3月には新しく1,000平方メートル近くの広大なスタジオ群が完成予定で、THE SEVENは日本で屈指の規模と技術を誇る防音スタジオで撮影することができるようになる。これにより、Netflix作品の製作においても最高クラスの品質が期待される。

従来の枠にとらわれず、新しいクリエイティブな発想で日本発の物語を伝えることを目指すTHE SEVEN。今回のパートナーシップで、より大きな規模と予算での製作が可能となり、創造の自由はさらに広がりそうだ。そしてTHE SEVENの画期的で誰もが驚くような作品をNetflixでの配信を通して世界中に発信することができることだろう。

Netflix コンテンツ部門 バイス・プレジデント 坂本和隆氏コメント

昨今、日本発の作品への世界的注目度があがっていることを改めて実感いたします。これを追い風に、従来の作品づくりの枠組みにとらわれず、全く新しい物語を開発しながら、日本や世界の視聴者が観たことのないような世界観の作品に THE SEVENの皆さまと一緒に取り組めますことを楽しみにしております。

THE SEVEN代表取締役社長 菅井龍夫氏コメント

これまでにない新しい形で企画、制作した日本発のコンテンツで世界中の皆様によい”時”を届けたい。その想いで立ち上がったTHE SEVEN がいよいよ本格稼働します。世界配信の実績があるプロデューサー達やビジネススタッフ達が集まってきました。制作環境も整ってまいりました。そして、この度のNetflix との強いパートナーシップを契機に、我々が創るコンテンツが全世界へ配信できる準備が整いました。
THE SEVENの優秀なプロフェッショナル達が、最先端のファシリティーを駆使して、世界の一流のパートナーの方々と共に、これから最高に素敵な作品を次々に発表し、ビジネスを進めてまいりますので、どうぞご期待ください。

関連タグ

オススメ