Sony Pictures Entertainment、初のLEDバーチャルプロダクションステージを設置 ソニーCrystal LED採用

ビジネス 海外

Sony Pictures Entertainmentは米国太平洋時間10月6日、カリフォルニア州カルバーシティのスタジオ敷地内のSony Innovation Studios(SIS)に、同社初のLEDパネルによるバーチャルプロダクションのステージを設置したことを発表した。ソニーがSPEのエンジニアとの協業を通じて開発した、高精細・高輝度・広色域の「Crystal LED」ディスプレイを備えたバーチャルプロダクション用ステージとしては、世界最大規模になる。

本ステージの設立により、SISは様々なエンタテインメントにおけるバーチャルプロダクションのワークフローを拡大する。「2022 Display Industry Award, Display Application of the Year(年間最優秀ディスプレイアプリケーション賞)」も受賞したポイントクラウドソフトウェア「Atom View」および、バーチャルプロダクション用の統合ソフトウェアにより、現実世界と仮想空間をシームレスに融合させることが可能になるという。

Sony Innovation Studios シニアバイスプレジデント 兼 スタジオ代表 中山 雅貴氏コメント

SISでは2018年の設立当初から、バーチャルプロダクション技術の開発を進めてきました。今回建設したLEDステージは、当社の技術をさらに高めるための重要なマイルストーンと考えています。リアルな映像表現と、直感的なバーチャルプロダクション技術の組み合わせにより、クリエイターは全く新しい方法で物語を伝えることが可能となります。

Sony Pictures Entertainment 会長 兼 CEO トニー・ヴィンシクエラ氏コメント

バーチャルプロダクションは、映画やテレビの制作現場に革命をもたらしています。SPEは、バーチャルプロダクション技術を自社内で開発する事により、コンテンツクリエイターが思い描くビジョンを実現するために不可欠なツールを提供します。

ソニーグループ 会長 兼 社長 CEO 吉田 憲一郎氏コメント

ソニーは、テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニーです。バーチャルプロダクションは、私たちがクリエイターへ新しい価値を提供できる重要な領域の一つであり、テクノロジーの力で彼らのクリエイティビティの創出をサポートしていきたいと考えています。

関連タグ

オススメ