NexTone、2020年4月〜12月期の経常利益が59.6%増の4億円 通期予想を上方修正

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NexToneは2月10日、2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年12月31日)を発表した。

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高45億1,075万円(前年同期比141.8%)、営業利益4億129万円(前年同期比158.6%)、経常利益4億180万円(前年同期比159.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億7,448万円(前年同期比154.3%)となった。

著作権等管理事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたCD/映像ソフトの発売延期や、イベントにおける録音物利用の減少などの状況は発生したが、大型タイトルのリリースなどにより録音にかかる著作権使用料徴収額は順調に推移した。また、ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長に加えて、管理楽曲・取扱原盤の獲得が進んだことにより、著作権使用料徴収合計額及びデジタルコンテンツディストリビューション業務の売上は好調を維持し、その結果、売上高は39億201万円(前年同期比143.8%)、営業利益は7億5,602万円(前年同期比149.5%)となった。

キャスティング事業は、2020年5月の緊急事態宣言の全面解除を受けて、一定のガイドラインを設けた上での映画館やイベント会場の利用が促進された。同事業は、以前より取扱いを行ってきたライブビューイング・協賛コーディネート等の業務に加え、コロナ禍における新たなエンタテインメントサービスをサポートすべく、有観客・無観客ライブやドライブインコンサートにおける映像配信、生ライブ配信サービスにおける権利処理コンサルティング等を開始している。当第3四半期連結累計期間は、人気コンテンツのライブビューイングの再開や、著名アーティストの有観客・無観客でのライブ配信コーディネートが奏効し、その結果、売上高は5億4,254万円(前年同期比139.8%)となったものの、サービス構成の変化等により営業利益は3,718万円(前年同期比83.7%)となった。

2021年3月期の連結業績予想は、売上高を従来予想の55.9億円から60億円(前期は43.4億円)、営業利益を従来予想の3.8億円から5億円(前期は3億円)、経常利益を従来予想の3.8億円から5億円(前期は2.9億円)、親会社株主に帰属する当期純利益を従来予想の2.2億円から3億円(前期は1.9億円)に上方修正した。

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