2020年のライブ・エンタテインメント市場は対前年約8割減に、ぴあ総研が試算値を下方修正
ぴあ総研が10月27日、2020年のライブ・エンタテインメント市場規模の試算値を更新した。
10月25日時点で試算した2020年のライブ・エンタテインメント市場規模(試算値)は1,306億円となる見通しで、6月30日に公表した試算値1,836億円より、さらに28.8%減となった。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的としたイベントの参加人数制限がいまだ続いていることから、2019年まで好調に推移してきたライブ・エンタテインメント市場の回復は大幅に遅れており、前年の約8割が消失するとみられる。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、今年2月以降、ほとんどの公演が開催中止や延期となり、ライブ・エンタテインメント市場は大幅な縮小を余儀なくされた。緊急事態宣言の解除後は、イベント開催における収容人数や収容率の制限が段階的に緩和されてきたが、いまだ大規模イベントへの規制は継続されており、市場の回復は緩慢。2020年6月30日公表時点では、大規模イベントの参加人数制限が8月には緩和される想定のもとに市場規模を試算していたが、その後の制限解除が遅れていることから、今回、試算値を下方修正したとのこと。
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