ぴあ、イベントの入場規制緩和へ向けた感染症対策ソリューションとして顔認証入場システムおよびMyPassとの連携を開始

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ぴあは、興行における新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、「顔認証入場システム」および「感染症対策ソリューション・MyPass」との連携を開始する。連携の第1弾として、アート東京との協議により、9月17日から開催されるアートフェア「artTNZ」において導入する。

今、エンタテインメント業界は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府からイベント開催の自粛要請を受け、年間約9,000億円の市場の約8割が失われるという危機的状況にある(ぴあ総研調べ)。加えて、興行における入場人数制限の規制が継続していることを踏まえ、来場者の安全に配慮し、安心して来場できる環境の整備を目指し、先般より検討を重ねてきた。その中で、各サービス提供社との連携を行い、感染症対策の一環として「顔認証入場システム」および、「MyPass」を実施するためのフローを整え、「artTNZ」での導入にいたった。

関係各社の協力のもと、イベント開催における新たな運営方法を模索し、イベント実施に伴う定量的なデータを集約しながら、入場規制緩和の判断材料たりうる実例となるよう、本取り組みを進めていく。

ロココがシステム提供する顔認証入場システムでは、入場にあたり、すべての来場者に事前に顔写真および連絡先の登録を行ってもらう。顔写真による認証を活用し、申込者と来場者を完全に一致させることにより、会期終了後も来場者に直接の連絡が可能な環境を作る。同時に、チケットもぎりの行程を省略したウォークスルー形式の入場を実現し、来場者とスタッフの、入場における身体的な接触も回避する。

また、アルムがシステム提供する大型イベント向けの新型コロナウイルス感染症対策ソリューション「MyPass」は、同社が提供する救命・健康サポートアプリ「MySOS」と、各種検査を組み合わせたもの。感染症リスクを最大限管理することで、イベントの開催前から開催後までのすべての参加者の健康状態を把握できる。「artTNZ」では「MyPass」の実証研究を行うとのこと。

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