NexTone、北米地域におけるYouTubeとの利用許諾契約を締結

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NexTone 著作権使用料徴収イメージ

NexToneは、Google LLC(以下、Google)と北米地域における利用許諾契約を締結した。

NexToneとGoogleは、これまで日本および海外144か国と地域における利用許諾契約を締結していたが、今回、新たにアメリカおよびプエルトリコにおける契約を締結した。

本契約により、NexToneは各該当地域のYouTube上で視聴される動画から直接著作権使用料を徴収することが可能となった。なお、YouTubeが展開している国・地域で、かつ著作権使用料徴収の仕組みが成立している地域が対象となる。

NexToneは2017年からCONTENT IDの仕組みを基礎としたデータエクスチェンジ機能を活用しており、管理作品が含まれているYouTube動画を精度高く特定し、視聴回数に応じて権利者へ分配する仕組みを実現している。

従来、音楽著作権管理事業においては、国を跨いで直接使用料を徴収する仕組みはほとんど存在しておらず、各国の著作権管理団体同士で相互に徴収・送金するルールとなっていたが、NexToneは本契約の締結により世界中のYouTube視聴データを把握し、直接使用料を徴収することが可能となり、権利者に対しても、よりスピーディーかつ精度高く使用料の分配が行えるようになる。

なお、本契約に基づく管理を開始するにあたり、権利者における確認・調整が必要なケースが発生するため、それらの確認が完了した作品から順次管理を開始する予定とのこと。

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