あいみょん圧勝のV2、ウルフルズ急上昇で3位、イエモン新ALから8曲イン、“来日”でクイーン熱再燃【エアモニ】

ビジネス

今週、2019年4月24日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年4月15日〜4月21日プランテック調べ)では、あいみょん「ハルノヒ」が2週連続1位に輝いた。

17日リリースのニューシングルであり、19日公開の『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜』主題歌となる同曲。リリースおよび映画公開週が重なったこともあり、1回以上オンエアしたステーションは先週より更に増加。回数にして25%以上の急増をみせると、FMチャートはおろかAMチャートをも制する圧勝となった。

ちなみに今週のAMチャート2位は山内惠介「唇スカーレット」、3位は水瀬いのり「Catch the Rainbow!」と、それぞれ演歌歌手、声優アーティストの新曲だ。

今週2位も先週に続き、山本 彩のユニバーサルミュージック移籍第1弾&1stシングル「イチリンソウ」が死守した。リリース週を受けオンエア回数は増加。多数局でのパワープレイ選出により大量オンエアを維持し、チャートデビュー以来3週続けて同ポジションを守り切った。

3位はウルフルズ「センチメンタルフィーバー〜あなたが好きだから〜」が先週27位から急上昇した。17日の配信リリースに合わせ、オンエアを急増させたかっこうだ。こちらもあいみょんと同じく9割以上のステーションでオンエアがみられ、意表を突いたテクノポップが全国広範囲で聴かれた。

 

THE YELLOW MONKEY、ニューアルバム「9999」から計8曲チャートイン

THE YELLOW MONKEYが19年ぶりにリリースした話題のオリジナルアルバム「9999」より、計8曲が同時チャートインした。「I don’t know」は1月7日〜13日付けで38位に登場以降、途中1週途切れるものの計15週過ごし、今週は12位にチャートイン。その他は、「天道虫」(19位)、「ALRIGHT」(42位)、「ロザーナ」(85位)、「Balloon Balloon」(139位)、「Horizon」(139位)、「Changes Far Away」(147位)、「砂の塔」(147位)だ。

テレビでも積極的な露出が見られるなか、今週はリリース週とあってラジオでも多数番組へコメントを寄せていた。話題性と変わらぬ人気ぶりを呈し、セールスも頗る良い結果が出ているようだ。

 

クイーン、映画DVD発売日に“来日公演決定アナウンス”で再びオンエア急増

映画『ボヘミアン・ラプソディ』が早くもブルーレイ/DVD化され、テレビCMが大量投下されるなか、同商品のリリース日でもあった17日には“クイーン+アダム・ランバート”の来日公演決定のニュースが拡散。これを機に再びクイーンの名曲群のオンエアが急増した。

「ボヘミアン・ラプソディ」(33位)、「ドント・ストップ・ミー・ナウ」(36位)、「レディオ・ガ・ガ」(58位)、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(81位)、「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」(112位)、「伝説のチャンピオン」(139位)、「アンダー・プレッシャー」(189位 ※クイーン&デビッド・ボウイ)と、ラジオならではの「レディオ・ガ・ガ」や日本で人気の「ボーン・トゥ〜」以外、どれも劇中で印象的に使われていた曲だ。

一連のストラテジックな仕掛けは見事だが、それにも増してやはりクイーンの音楽そのものの魅力がこれだけの社会現象を巻き起こすのだろう。良い音楽が新しい世代にも届き、名実ともに広く評価を受けたのだ。素晴らしい音楽を知ってもらう為に、きっかけをどう作るのか。方程式はないが“クイーン旋風”から何か学べるものがありそうだ。
 

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2019年4月15日〜4月21日)
1.ハルノヒ / あいみょん
2.イチリンソウ / 山本 彩
3.センチメンタルフィーバー〜あなたが好きだから〜 / ウルフルズ
4.Cakes / Homecomings
5.スーパーパワーズ / H.E.R.O.
6.Pretender / Official髭男dism
6.HURRICANE / ReN
8.Prime Numbers / 家入 レオ
9.SOS feat. アロー・ブラック / Avicii
10.ソウ・ライトニング / ベック

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

関連タグ

オススメ