エイベックス 平成28年3月期連結決算を発表、売上高が前年比8.9%減

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エイベックス・グループ・ホールディングスは、平成28年3月期連結決算を発表した。

大規模会場でのライヴ公演数が減少したことや音楽ソフトのアルバム作品の販売が減少したこと等により、売上高は1,541億22百万円(前年度比8.9%減)、映像配信サービスの競争力を高めるためのリニューアルに伴う費用の増加等により、営業利益は72億77百万円(同16.1%減)、音楽配信サービスへの投資を行ったことにより持分法による投資損失等が発生したため、親会社株主に帰属する当期純利益は42億92百万円(同28.2%減)となった。

音楽事業の売上高は、主に音楽パッケージでアルバム販売が減少したことにより、売上高は612億24百万円(前年同期比9.5%減)、営業利益は65億83百万円(同16.1%減)となった。

映像事業は、映像配信会員数の増加と「おそ松さん」のヒットにより、売上高は418億01百万円(前年同期比4.9%増)と増収となった一方、dTVへのリニューアルに伴うコンテンツ調達費と販促宣伝費の増加等により、営業利益は8千5百万円(同95.3%減)となった。

マネジメント/ライヴ事業は、大規模会場における公演数の減少等により、売上高は557億56百万円(前年同期比14.7%減)、営業利益は15億83百万円(同42.7%減)となった。

このような事業環境の下、コンテンツの強化、デジタルサービスの進化、ライヴビジネスの拡大に注力し、中期的な成長に取り組んできた。具体的には、外部プロダクションとの提携や著作権管理事業への出資、新たな外部パートナーとのデジタルサービスを開始した。また、環境変化に対応し更なる成長シナリオを描くために、グループ全体の改革に向けた検討を開始した。

成⻑市場への選択と集中として、ライヴ・アニメ・デジタル領域に注力。併せて事業間シナジーを促進するために全社最適を徹底し、事業拡大に繋げる。さらに、360度の事業基盤を活用して、新たなヒット創出への施策も実行していくとしている。
 


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