カラオケ教室で無断複製物を頒布、JASRACが72歳男性を告訴

ビジネス

JASRACは、24日、JASRACの管理著作物が収録された無断複製物をカラオケ教室内で頒布する目的で所持していた名古屋市在住の男性(72歳)を、著作権法違反(無断複製物の頒布目的所持)により、愛知県中川警察署に告訴状を提出した。

この男性は、有線放送やカラオケの歌謡曲を中心にCD-R等に無断で複製し、自営のカラオケ喫茶の営業時間外に、毎週1回、自らが講師となってカラオケ教室を主宰し、生徒の歌唱指導のために頒布する目的で所持していたもの。

この男性による無断複製物の製造・頒布による違法行為は、過去10年にわたって行われており、製造・頒布された無断複製物は少なくとも4,800枚にのぼり、その中に収録された管理著作物は、延べ20,000曲に及ぶことが判明している。

JASRACは、上記侵害行為を確認した本年6月17日、この男性に対し、直ちに侵害行為を止めるよう警告したが、その後も無断複製物の製造・頒布行為を継続したため、告訴に踏み切った。


日本音楽著作権協会(JASRAC)http://www.jasrac.or.jp/

オススメ