NECがテイパーズに顔認証による本人確認システム提供、チケット転売防止や円滑な入場を実現

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NECとNEC情報システムズは、アーティストのファンクラブ運営管理業務やチケッティング業務などを行うテイパーズに、顔認証技術を利用した本人確認システムの提供を開始した。

顔認証技術を利用した本人確認システムは、世界一の認証精度を有するNECの顔認証エンジン「NeoFace」やカメラ搭載のタブレット端末などから構成されている。テイパーズは、このシステムを自社のチケット発券システムと組み合わせて利用することで、コンサートのチケット転売防止や来場者の円滑な入場を実現する。

従来、コンサート来場者の本人確認を行う際は、チケット券面に記載された購入者の氏名と来場者の顔写真付き身分証明書、来場者の顔を目視で確認していました。しかし、身分証明書の貸し借りや偽造などにより、転売チケットでも入場されてしまう危険性があった。

NECの本人確認システムは、チケット購入時にWeb上の会員ページなどで登録した購入者の顔画像と、イベント当日に会場においてカメラ搭載のタブレット端末で撮影した来場者の顔画像を照合することで、本人確認を実施。これにより、来場者の正当性を確認すると共に、チケットの転売防止を実現。

カメラ搭載のタブレット端末には、チケット購入者の顔画像から特徴量を抽出したデータベースを事前に組み込むと共に、端末の台数をイベント規模に応じて用意することで、数百人規模から10万人規模のイベントまで対応可能となる。また、目視に比べ確認時間を最大30%短縮し、大規模イベントにおいても来場者の円滑な入場を実現できる。また、来場者は顔写真付き身分証明書を持参する必要がなくなり、イベント来場者の負担を軽減される。

テイパーズは、12月下旬にさいたまスーパーアリーナで開催される、ももいろクローバーZのコンサートなど様々なイベントで本システムを利用する予定だ。

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