著作権保護・促進センター 2013年度削除要請件数は前年比266%の約81万件に

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日本レコード協会は、昨年4月1日にインターネット上の違法音楽配信対策の大幅な強化、並びに適法コンテンツ利用促進を目的に設置した、「著作権保護・促進センター(CPPC:Copyright Protection and Promotion Center)」の2013年度活動報告を取り纏めた。

CPPCによる集中的かつ効率的な違法音楽ファイルの探索により、同協会の「2013年度の違法音楽ファイルの削除要請件数」は813,447件と、前年比266%と大きく増加。削除要請先の内訳としては、全体の70%にあたる568,774件が動画サイトに対するものであり、残り30%の244,673件がストレージサイトに対するものだった。
 

日本レコード協会が行った削除件数の推移(2010年度〜2013年度)

日本レコード協会が行った削除件数の推移(2010年度〜2013年度)
こうした取り組みの結果、スマートフォンアプリからの当該ストレージサイトの利用が激減するという効果がでてきているという。

現在、CPPC が日々探索を行い、削除要請を実施しているインターネットサービス事業者は、世界20か国・約120サイト。このうち削除要請の98%以上が海外にサーバーを置いている事業者、所謂、海外サイト事業者に対してとなっている。


■日本レコード協会:http://www.riaj.or.jp/

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