クリプトン・フューチャー・メディア、初音ミク公式イラストにクリエイティブ・コモンズ ライセンス採用

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「初音ミク」公式イラスト
クリプトン・フューチャー・メディアは、発売している合成音声ソフトウェア(初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITO)のパッケージに掲載されている画像に、新たにクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス 表示 – 非営利 3.0 の採用を発表した。

クリプトン・フューチャー・メディアは、「初音ミク」発売以来のファンの要望に応える形で、「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」および「キャラクター利用のガイドライン」を整備し公表してきた。

一方、これらのライセンスは日本語でのみ用意していたもので、PCLは全世界において有効な内容ではあるが、近年では海外のファンから外国語訳を求められることが多くなってきていた。しかし、PCLは日本の著作権法に基づき、日本の文化に根ざしたものとして制定背景をもつため、単純に逐語訳するだけでは十全に機能しないと同社は判断。

PCL公表からちょうど10周年をむかえ、YouTubeやWikipediaなどのウェブサイトでも採用されるなど、国際的に顕著な実績をあげているクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCL)を同社キャラクターの公式イラストに適用することになった。CCLの利用許諾条項の要約は、日本語のほか20カ国語以上の言語で記載されており、これで世界中のファンに、ライセンスを理解してもらった上でキャラクターを利用できるようになる。

なお、同社がすでに提供しているPCLは、引き続き有効であり、今回適用したCCLでも、キャラクターの利用範囲はPCLと変わらないとのことで、これまでPCLにもとづいてキャラクターを利用してきた場合も、これまでと全く変わらない形でキャラクターを利用できる。

同社キャラクター公式イラストへのCCLの適用については、以下のサイトに英語で概要を記載している。
http://piapro.net/en_for_creators.html

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社http://www.crypton.co.jp/
ピアプロブログhttp://blog.piapro.jp/2012/12/post-608.html
■クリエイティブ・コモンズ・ジャパンhttp://creativecommons.jp/

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