レコ協、2009年度「音楽メディアユーザー実態調査」実施

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日本レコード協会は、2009年度「音楽メディアユーザー実態調査」を実施、報告書としてとりまとめた。

この調査は、音楽CD、音楽DVD、着うたなど購入者の実態を把握すると共に、その背景にあるユーザーの意識や関連ハード、インターネット利用実態等の環境変化を明らかにすること等を目的として年1回実施しているもの。

今年度は、メインテーマとして、「地域間の音楽消費の特性」、サブテーマとして2008年度報告書に記載した仮説の「思い出し買いという購入スタイル」、「パッケージ購入に対する意識」の2点を取り上げた。

今回の調査の設計は以下の通り。

【調査設計】
■本調査(定量調査)
 調査対象者:12~69才男女(中学生は親の代理回答)
 調査エリア:全国
 調査方法 :インターネットアンケート調査
 サンプル数:5,024
 調査日時 :2009年9月2日~7日

報告書は、同協会ウェブサイト(URL: http://www.riaj.or.jp/)からダウンロードするか、同協会広報部へ問い合わせることで入手できる。

【調査結果】
今回の調査によると、過去半年間の新品CD購入率は34%で昨年と比べ4.6%減となった。新たに知った曲を、購入しなかった理由として、「金銭的な余裕がない」「買わなくても好きな時に(YouTube等を使って)聴取できる」を挙げる割合が高かった。CD購入に関しては、アーティストの公式サイトがきっかけになりやすく、着うたフルは、テレビCM、番組をきっかけとした購入の割合が高いという結果に。過去半年間のCD・レコード店への訪問率は52%と昨年と比べ9.6%減少している。
 


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