不正アップロードを行った2名と損額賠償金支払い等で和解成立

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社団法人日本レコード協会会員レコード会社23社は、各社が権利を有する音源を、ファイル共有ソフト「WinMX」を利用してインターネット上で違法にアップロードしていた2名との間で、損害賠償金の支払い等で和解が成立したことを発表。

これは、本年3月に会員レコード会社23社が、再三の警告にもかかわらず違法な音楽ファイルを大量にアップロードしていた4名の氏名、住所等の情報(発信者情報)の開示請求をインターネットサービスプロバイダ2社に対して行い、情報開示を受けた2名と協議を行った結果、今後二度と同様の権利侵害をしない旨の誓約書の提出と各々約100万円を損害賠償金として支払うことで合意したもの。

同協会は、ファイル共有ソフト「WinMX」を利用して音楽ファイルを違法にアップロードしている者に対し、2004年3月から現在までに1,220万通を超える警告を行っているが、今回の件は、これまでに繰り返し警告を受けながら800を超える大量の違法な音楽ファイルをアップロードしていたため悪質性が高いと判断され情報開示を求めるに至った。
 


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