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松田華音、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」に初挑戦

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松田華音(C)Ayako Yamamoto

松田華音(C)Ayako Yamamoto

松田華音が、福間洸太朗、上原彩子とともに『熱狂コンチェルト2026』に出演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を披露する。この3人は、ラフマニノフ生誕150周年を記念した『熱狂コンチェルト2023』以来のラフマニノフ作品の競演となる。

――今回、松田さんが演奏されるのはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ですね。

実は、第3番は、今回初めて弾くのです。既に緊張しております(笑)。6月にミハイル・プレトニョフさん(ピアニスト・指揮者・作曲家でもある世界的巨匠)とラフマニノフの第3番についてお話しさせていただいたんです。プレトニョフさんとは手のサイズがほぼ一緒で、これまでもアドバイスをいただいていて、第3番の難しさについてもお尋ねしました。『想像しているほど困るところはないから、大丈夫だよ』と仰ってくださったので、安心しました。

第2番が、テンションが高く、鮮やかなのに比べて、第3番は、水彩画のような淡い色を使っています。第3番の第3楽章はマジカルで、ふわふわ飛んでいるような、人間ではないファンタジーの世界。そういう雰囲気を表現したいなと思います。また、第1楽章の主題が第2楽章や第3楽章で出てくるのも面白いと思います。華やかで難しいテクニックの曲ではありますが、テクニックを忘れるほど美しい作品なのです。

――ロシアにはどれくらい居ましたか? ロシアで学んだことで特に印象に残っていることを教えてください。

18年間いました。2020年のコロナ禍で一時帰国し、そのあと、本帰国しました。プレトニョフさんは、音の出し方として、ベリーをつぶすように、指を入れ込んで音にしないと歌い込めないとおっしゃっていました。そうすると濃厚な音が出ます。また、グネーシン音楽学校の先生は、指先から血を絞り出すように、痛みを感じながら、鍵盤を押しなさいとおっしゃっていました。

――これからはどのような演奏活動を行っていきたいですか?

今はこれを弾きたいと感じるものを弾いていきたいですね。その時の自分の勘を大切にして、興味あるものにトライしていきたいです。伊福部昭の『リトミカ・オスティナータ』のときもそうでした。そして、音楽を通して、お客さまに喜びを与えたい、みなさまに音楽の素晴らしさをお届けしたいと思っています。

――最後に、『熱狂コンチェルト2026』に向けて、抱負をお願いします。

私は、初めてラフマニノフのピアノ協奏曲第3番に挑戦しますが、第3番でのラフマニノフの世界観を十分にお届けできるように、心をこめて演奏します。

文: 山田治生

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