東京スカパラダイスオーケストラ、TK (凛として時雨)
東京スカパラダイスオーケストラの新曲「クローズド・アーカイヴ VS. TK (凛として時雨)」が6月30日(水)に配信リリースされることがわかった。
「クローズド・アーカイヴ VS. TK (凛として時雨)」は、東京スカパラダイスオーケストラが2022年にスタートさせたプロジェクト“VS.シリーズ”(ヴァーサス・シリーズ)の第3弾楽曲。“VS.シリーズ”は、スカパラがこれまでのようにボーカリストを招く「feat.」の形ではなく、「戦うように一緒に音楽を作っていく」ことをコンセプトに掲げたコラボレーション。今回の発表で、第3弾のコラボアーティストが、凛として時雨のボーカル&ギター・TKであったことが明らかになっている。
東京スカパラダイスオーケストラ 「クローズド・アーカイヴ VS. TK (凛として時雨)」
「クローズド・アーカイヴ VS. TK (凛として時雨)」は、スカパラが前作に続きメンズケアブランド『MARO17』新CMのために書き下ろした楽曲。作曲を加藤隆志(Gt.)とTK、作詞を谷中敦(B.Sax.)が担当している。楽曲のリリース発表とともに、ジャケット写真とコラボアーティスト写真も解禁。さらに、同曲のミュージックビデオが、本日6月30日(月)20時にYouTubeでプレミア公開されることも決定。MV公開にさきがけ、ティザー映像も公開されている。
東京スカパラダイスオーケストラ・谷中敦と、TKからのコメントは以下のとおり。
谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
今回TKさんとVS.シリーズでコラボレーション出来たことは、今後時間が経てば経つほど
自分たちにとってより一層大きな意味を持つようになると思います。
実は楽曲を作り出す前は、想像もつきませんでした。だからこそ、わくわくしました。
TKさんの単純には他と混ざり合わないような、孤高の才能が
彼の人柄の素晴らしさで次々と我々の音楽に 混ざりあっていく様子は感動でした。
本当に感謝ばかりです。ありがとうございます!
『クローズド・アーカイヴ』歌詞について。
エントロピーとは、ばらけていくこと。
それはやがて砂漠の砂のように意識までもが均等に散らばってゆくことだと捉えるところから、歌詞を書き始めました。
かつてこの世界に、生命を生み出したのは、偏りや揺らぎでした。
だからこそ、風化していく価値観に抗うこと──その行為こそが、「生きること」の本質的な意味なんだと思います。
偏った思考や、アンビバレントな揺らぎ、そして分析を拒む、混沌とした美。
そうした不安定なものたちが、私たち人間同士を必死に繋ぎとめ、新たな秩序を産み出してきたのです。
かつて世間に理解されなかった偏った価値観に共鳴しあった若者たちこそが、時代のうねりを変えてきました。
そしてこれからもそうであるべきだと思います。
それぞれの世代が、世界との繋がりを拒むかのように育んだ、言うなればその世代ごとの「クローズド・アーカイヴ」。
自分はそれこそが人類を形作ってきた宝だと信じています。
東京スカパラダイスオーケストラ 谷中 敦
TK (凛として時雨)
お声がけ頂いたのは、アルバムの制作真っ只中でした。
まだ自分のアルバムが完成していない中でしっかりと向き合えるのか不安がありつつも、
ロンドンでのレコーディング中に音を聴いた僕の頭の中には、一瞬で新たな音像が思い浮かんだのを覚えています。
半分と半分で譲り合うんじゃなくて、ぶつかり合う互いの温度を限界の先まで高め合いたい。
素晴らしきボーカリスト達とのコラボレーションを経て35周年を迎えたスカパラと、どこまで知らない世界に行けるのかという自分に対しての挑戦でもありました。
制作、レコーディング、撮影と、気付けば僕も知らない場所まで連れてきてもらいました。
こんなに尖ったパラダイスはいかがでしょう?
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