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Aaanna Japanese Special、初のアルバム「Exodia Girl」をリリース &「Shinonome」MVを公開

アーティスト

「Exodia Girl」ジャケット写真

都内で活動するインディポップバンドJan fluのフロントマンによる作曲プロジェクト、Aaanna Japanese Special(略称AJSP)が、6月25日にアルバム「Exodia Girl」をデジタルリリースした。

Aaanna Japasene Specialの音楽を再生

アルバムタイトル「Exodia Girl」は、特定のカードゲームのモンスターカードから引用されており、ユニークかつミステリアスな響きを持つ。AJSP本人によると「作品フルリリースへの道筋が、まるでカードゲームのようだった」という。AJSPは作曲活動を主としており、ライブイベントのような物理的な実態を持たないことや、女性ボーカルであるという点が作品制作にフィードバックされている。

また、アルバムリリースに合わせ、6月27日19:00より、本人制作による収録曲「Shinonome」のミュージックビデオが公開された。

アートワークは、AJSPのロゴデザインも手掛けたJan fluのドラマー兼デザイナーのTakuroが制作を担当した。M8.「TIRED」のリードギターは、Jan fluのギター担当Kuboが演奏を務めている。本作を通じて、大元となるバンド「Jan flu」でリリースされている音源と比較するなど、AJSPとJan flu双方の活動に注目が集まることが期待される。

アーティストコメント

P.Necobayashi

この作品がなぜ「Exodia Girl」という名前なのか、まずDay wave – Deadbeat Girlという作品の字面に寄せたかったのが一つです。あまり認識はされていないですが、私の活動にはSoundCloudのインディーシーンが根底にあります。今もアップロードしています。そのシーンの中でDay wave作品は全て強いインパクトでした。まだ今になってもその2015年のサウンドクラウドシーンを引きずっているのかもしれません。

また”Exodia”というのは、あの「封印されしエクゾディア」です。この作品は、連続リリース冒頭Single”Purplr”制作から全曲制作が終わっており、シングル/EPを順に出していくのは、遊戯王の手札を準備しているようなイメージに近かったのです。AJSPは自分の作曲活動のみ、実態がなくミステリアスであるイメージも近いと感じています。

今まで自分の音楽については歌詞のイメージで音楽が「見えなくなる」ことが本当に嫌でした。それを避けるために歌詞性を排除して作詞・作曲(この場合の作詞は音としての歌詞)をしてきたのですが、今作はオフィシャルにリリースする作品で初めて歌詞性が載っている楽曲が含まれたアルバムになります。自分としては自己開示チャレンジです。

今回自身の作曲プロジェクトではあるものの、Jan fluメンバーにサポートしてもらうことでリリースに漕ぎ着けた結果です。ありがとう。1人で作るのも私自身の世界観が出せるのでいいのですが、人と作る方がインスピレーションは多いですね。

Takuro

今までジャケットでモチーフとして既に登場している女性のイメージと楽曲のイメージからAIを利用した画像生成で今作のメインビジュアルとなる女性のポートレートを作成しました。そこから幅の広いテイストの曲や、アーティストとしてのAJSPのミステリアスで掴みどころのない雰囲気から、図像がぶれてぼやけているけどよく見るとイメージが浮かび上がる表現にしました。

また、日本のいわゆる「ボカロ」と対比したときに感じる音像のアナログ感みたいなところから表面にざらついたテクスチャを与えてます。

初期のアイデアからメインビジュアルの女性をアルバムに使った上で、他のパッケージにはその女性の一部を切り取ったイメージを使う予定だったのですが、制作を進める中で「エグゾディアにしたくなってきた」とのことで全てのジャケットの中央に「Exodia」とテキスト入れています。これを入れることでビジュアルだけでは足りなかった一部の楽曲の軽妙で珍妙な印象が余すことなく表現できていると思います。

Kubo

ソロ作品集ということで、メンバーというある種の枷から解き放たれたP.Nekobayashi氏の多彩な楽曲群。彼の代表的な活動の中ではあまり見られなかった日本語による歌詞など新たな一面も見ることができる。エモーショナルな楽曲からお祭り騒ぎのような楽曲まで、彼のソングライターとしての幅を見せつけるような、最初から最後までワクワクさせてくれるような、珠玉のアルバムに仕上がっている。私はこのアルバムにインディーミュージックの過去と未来を見た。