英パンクバンド、コンフリクトのコリン・ジャーウッドが死去 享年63歳

英アナーコ・パンクバンド、コンフリクトのフロントマン、コリン・ジャーウッドが短い闘病の末、63歳で逝去したことが2日、バンドの公式発表により明らかになった。家族によるオンライン追悼ページが開設され、動物保護団体のラスト・チャンス・アニマル・レスキューやフードバンク団体トラッセルへの寄付が呼びかけられている。
コリンは1981年にコンフリクトを結成。反権威・動物権利・反ファシズムを訴える激しいメッセージで、イギリスのアナーコ・パンク運動を牽引した。1982年にはクラス・レコードからデビューEP「ザ・ハウス・ザット・マン・ビルト」を発表し、その後独自レーベルMortarhate Recordsを設立した。
1983年にはクラスのスティーヴ・イグノラントが動物権利シングル「トゥ・ア・ネイション・オブ・アニマル・ラヴァーズ」に参加し、以後1990年代半ばまで準メンバーとして活動した。代表曲「マイティ・アンド・スペリアー」は1985年のジョン・ピール・フェスティブ50で年間53位に選出されている。
2024年には約20年ぶりの音源「ライブ・イン・ダブリン」を発表し、直近では新作「ディス・マッチ・リメインズ」をリリースした。死の直前まで、彼は自身のパンク運動への貢献を振り返るドキュメンタリーの制作にも取り組んでいた。
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