全員が真悟のバンド わたしたちは真悟、3rdシングル「四月の雪」リリース 初の自主企画も決定

全員が「真悟」というバンド名を持つ「わたしたちは真悟」から、3rdシングル「四月の雪」のリリースが発表された。
昨年のエイプリルフールに各メンバーのSNSでバンド結成が発表されてから1年。様々なライブを経て、キャッチーさとマニアックさのバランスが絶妙なバンドへと成長を遂げている。
今作のテーマは「愛する人の死」ではないかと推測される。昨年10月に逝去した漫画家・楳図かずお氏の死も影響している可能性も考えられている。バンドは楳図氏の漫画「わたしは真悟」をバンド名の由来として公言しており、面会を目標としていたという。その喪失感は大きかったと想像される。
人は死から逃れられない運命にある一方、そこからどう生きるかも人生の重要なテーマとなる。日本人は仏教的な輪廻転生の考え方が、悲しみからの脱却のきっかけとなることがある。歌詞に登場する「来世」は、ボーカル・金廣の死生観の一端を示すものかもしれない。
その深遠なテーマを音楽に昇華させた今作「四月の雪」は、激しいドラミングと散らばるような弦楽器の音色が、まるで人生の複雑さを表現しているかのよう。その中に突如現れる幻想的な世界を、ボーカルとコーラスの掛け合いで描き出している。ふと立ち止まると誰もいないことに気づき、ようやく死を受け入れる様子が表現されている。
7月12日には、初の自主企画が八王子RIPSにて開催されることも決定している。
金廣 真悟 コメント
生きるという事はとても難しい事だなぁと思います。
昨年何人かの友人を亡くしたので、残された自分の気持ちを歌詞にしました。
大切にしてもらえると嬉しいです。
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