大滝詠一、生前最後のスタジオ・フルアルバム「EACH TIME」40周年記念BOXセットを来年3/21発売

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国内外の幅広い世代から熱狂的に支持されている“日本ポップス界の巨人”大滝詠一。大滝の代表アルバム「EACH TIME」の発売40周年を記念して、「EACH TIME 40th Anniversary Edition」が2024年3月21日にリリースされることが決定した。

「EACH TIME」は1984年3月21日に発表されたソロ名義としては6枚目、オリジナルスタジオ・フルアルバムとしては大滝生前最後の作品となる。大滝詠一は日本ポップ史に燦然と輝く傑作「A LONG ACATION」を1981年3月にリリースしたあとも、松田聖子「風立ちぬ」(1981年10月7日発売)、森進一「冬のリヴィエラ」(1982年11月21日発売)、薬師ひろ子「探偵物語」(1983年5月25日)など、[大瀧詠一]名義で他のアーティストに提供した楽曲も大ヒットを記録。アルバム「EACH TIME」は、アーティストとしても作曲家としても大きな注目を集めていた時期に発売され、オリコンアルバム・ウィークリーランキングでマイケル・ジャクソン「スリラー」を抑えて1位を獲得。「ロンバケ」同様に名作アルバムとして国内外の音楽ファンから高い支持を得ている。

アルバム「EACH TIME」は、ほぼ全ての収録楽曲の作詞をはっぴいえんど時代からの盟友 松本隆が担当。1984年3月21日にオリジナル盤が発表され、それ以降”毎回曲順を変えて”リリースが続く。2年後の1986年6月1日にオリジナル盤には未収録だった「Bachelor Girl」と「フィヨルドの少女」を追加した「Complete EACH TIME」をリリース。1989年6月1日に「魔法の瞳」と「ガラス壜の中の船」をカットした「1989年盤」が登場。さらに1991年に選曲&曲順を初版に戻した「CD選書シリーズ」を新マスターでリリース。15年後の2004年3月21日には「20th Anniversary Edition」を「Complete EACH TIME」の曲順を変え、ボーナストラックを3曲追加して発売。そして2014年3月21日に初公開となる純カラオケを収録したDisc-2と2枚組で、「30th Anniversary Edition」が発売されるなど、ある意味“曲順未完のアルバム”とも言える。

そしてついに、発売40周年を記念して、「EACH TIME 40th Anniversary Edition」が究極のBOXセットとしてリリースされる。今作には幻の未発表曲および全曲初出となるミックス違い音源が収録され、“Alternative EACH TIME”と言えるアルバムとなっている。BOXにはCD3枚+Blu-ray Audio1枚+12インチレコード2枚組+豪華ブックレット+歴代「EACH TIMES」A4冊子(24P)+A2サイズポスター2種+ステッカー2種という豪華仕様で、様々な別テイク、アナザーバージョン、初出音源も多数収録される予定。

また、12インチ+7インチレコードがセットになったアナログレコードも同時発売される。今作は1984年Original Mixの12インチフルアルバムに、1985年にリリースされた7インチシングル「フィヨルドの少女 / バチェラー・ガール」が同梱され、さらに2枚ともカラーヴァイナル仕様という非常に貴重な完全生産限定盤となる。

「EACH TIME」発売40周年記念アイテムは豪華BOXセット、12インチ+7インチがセットになったアナログレコード、通常盤CD(2枚組)が同時発売され、BOXセットに収録される楽曲情報は後日発表される予定だ。

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