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Jams Collection、6thワンマン「JamsEvolution!!!!!!!!!~幕張で“超”沸きまっせ~」で見せた「新たな変化と進化」

アーティスト

Jams Collectionがライブデビューを飾ったのが、2021年3月3日。あれから、2年7か月強。10月22日に彼女たちは、千葉・幕張メッセ 国際展示場ホールで「Jams Collection 6thワンマンライブ『JamsEvolution!!!!!!!!!~幕張で“超”沸きまっせ~』」を行なった。ワンマン公演6回目で、大規模な会場へと進出。その事実が、Jams Collectionの勢いと実力を示している。この日彼女たちは、最新2ndミニアルバム「Jam Vacation」へ収録した全曲を披露。ライブを彩り続けてきた楽曲や、Jams Collectionを語る上で欠かせない曲たち、メドレーや2つの新曲も含めて全部で26曲を歌いあげた。ここまでの2年7か月の集大成となった姿。そして、この先を見据えたライブのレポートが到着した。

Jams Collectionの2023年の歩みを告げる映像から、物語は幕を開ける。「新たな変化と進化」を告げる数々の言葉やSEに乗せて、メンバーらが2階ステージへ登場。無数の巨大な炎が吹き上がるのに合わせ、「幕張メッセ今日も燃えていけるかー」と叫んだ言葉を合図に、Jams Collectionのライブは「独占オンステージ」からスタート。銘々が手にした扇子を軽やかに振りながら、観客たちの気持ちを躍らせる。舞台の上で元気いっぱいに弾けながら、彼女たちはここを、一夜限りの宴の場へ染め上げる。彼女たちは「夏ときめいちゃいマッスル!」を、勢いを加速するように歌唱、この空間に灼熱の夏を呼び戻す。「HA!HA!HA!HA!」と上げるメンバーらのかけ声にあわせて飛び跳ねる観客たち。次々と吹き上がる炎と共に、8人の感情も燃え盛る。彼女たちと一緒に「HA!HA!HA!HA!」と声を上げ、ノリノリで騒がなきゃもったいない。

大きな音玉が爆発するのを合図に、「愛你(アイニー)」が飛び出した。この曲でも炎が吹き上がれば、超アッパーで駆けるダンスロックに乗せ、8人が愛らしい表情で、「今声を上げろ」「さあ熱く燃えろ」と力強い言葉を突きつけ、観客たちを煽り続ける。「みんな、もっともっと熱くなっていくぞ」の煽り声をエナジーに、8人は凛々しい声で「ブルーアワー」を熱唱。彼女たちは曲を重ねるごとに感情のアクセルを力いっぱいに踏み込み、場内中の人たちから、現実を消し去り続けていた。

この日は、和柄の新衣装姿。この日、Jams Collectionの進化した姿を見せてゆくとMCでは語っていた。

その進化を示すように、新曲の「Xの方程式」を初披露。メンバーが胸の前で両手をクロスする姿にあわせ、場内中の人たちもXポーズをしながら、8人と一緒に躍っていた。激しくもエモい楽曲だ。彼女たちと一緒に、ライブでXポーズを真似て踊りはしゃげるのが嬉しい。大サビ前に出てくる「好きだよ」の言葉も、胸をキュンと騒がせるポイントだ。

巨大な無数のCo2が吹き上がる。8人は、もっともっと観客たちの理性を壊して祭り上がろうと、早口で次々と言葉をまくしたてながらパワーチューンの「Let me down」を歌い、観客たちを煽りだす。「1.2.3」の声を合図に始まった「あの日のメリーゴーランド」で見せた、ちょっと甘えた素振りと、愛らしい声を魅力にチャーミングにせまる姿。途中から彼女たちは花道へと駆け出し、センターステージへ。たくさんのしゃぼん玉が舞い上がる中で、愛しい人を想い慕う女の子の恋心を元気いっぱいに歌っていた。続く「ノーヒットノーラブ」では、ボールやバットを手したメンバーたちが花道の上で歌いながらわちゃわちゃとはしゃぎだす。フルスウィングするようにくるくると手を回して歌う8人の姿にあわせ、場内中の人たちもくるくると手を振り回して騒いでいた様も印象的だった。

巨大なスクリーンには、メンバーたちの心の声を零す映像が映し出されていた。本音と建前、本心と偽る感情。人なら誰もが抱える心の矛盾を語る8人の言葉と映像が、いろんな”矛盾した想い”にまつわる妄想を心の中に掻き立てる。煌めいた白いドレス姿に着替えを終え、センターステージに姿を現したメンハーたちは、胸の奥に秘めた想いを零すように「矛盾してる。」を歌いだす。8人は、もどかしい胸の内を涙変わりの歌声に乗せていた。美しくも儚いその姿に、視線がずっと釘付けになっていた。

弾むカラフルなダンスポップチューンが流れだす。この空間にふたたび熱を掻き立てるように、8人は眩しい笑顔を浮かべ、チャーミングな姿で「プラネットナイン」を歌っていた。やはり彼女たちには,笑顔が似合う。続く、ハロウィンナンバーの「アンデッド・ラブストーリー」では、かわいい小悪魔モンスターに心を染め上げ、少し攻めた歌声と仕種で歌唱。こんなにもキュートなモンスターたちにせまられたら、いくらでも噛みつかれ、一緒にゾンビに変貌しても後悔はない??愛らしい様でせまる彼女たちに、ハートが嬉しく毒されていた。

ライブも後半へ。続いて披露したのが、新曲の「フューチャーライダー」。ファンタジックな舞台劇の幕開けのような始まりだ。演奏が駆けだすのに合わせ、楽曲は素敵な夢をたくさん背負いながらキラキラとした輝きを放ちだす。彼女たちはドリーミーな物語を次々と描きだす。夢と希望を抱いて未来へ向けて走り続ける8人の姿を、期待を胸に見つめていたくなる楽曲だ。ここから、一気にパワーとテンションを上げようと、彼女たちは激しくもパワフルなアップチューン「ソモサンセッパ」をブースト。華やかに、激しく掛ける楽曲に乗せ、8人は無数に吹きだす炎にあわせて心をメラメラと盛り上がらせ、舞台の上から観客たちに熱い刺激を降り注いでいった。観客たちを煽るようなラップも刺激的だ。

Jams Collectionのライブに、華やかな景色を描き続けてきた「Ready→NOW!」では、場内中の人たちが胸の内から沸き立つ感情を声に乗せてぶつけていた。走り出した熱情は止められない。いや、もっともっと感情を燃えたぎらせ、全力で駆け続けたい。その気持ちを加速するように,Jams Collectionは「最先端フォーミュラー」を歌唱。イントロが流れた瞬間、フロア中から熱いMIXが飛び交う。誰もが理性のブレーキを壊し、8人と一緒に、煌めく未来へ向かって全力で駆け続ける。8人の歌声がキラキラとした輝きを増すたびに、場内中が眩しく照らされる。彼女たちの煽り声にあわせ、場内中からも熱い声が沸き上がる。花道で歌う彼女たちに向け、たくさんの人たちが飛び跳ねながら想いを返す姿も印象深く見えていた。

ミラーボールが生み出した星のシャワーを全身に受けながら、彼女たちは恋する乙女の胸の内を告白するように、「夢で会えたら 次は何を話そう」と「Shooting Star」を歌唱。ちょっぴり切ない想いを、8人は歌声の流れ星に乗せて客席中へ降り注いでいた。同じく夜を舞台に、センチメンタルでロマンチックなひと夏の恋の思い出を胸の内へ映し出すように、彼女たちはときめいた心模様も胸に抱きながら「君が好き」と「君色花火」を歌っていた。恋に恋する淡い乙女の恋心が、8人の歌声を通して、いつか見たドラマのように一人一人の胸の内に次々と映し出される。天高く吹き上がる無数の花火のように、踏み出したくても踏み出せないもどかしさが心の中で騒いでいた。

波の音が流れだす。「これからも、みなさんとたくさんの思い出を作りたいです」の声を受け、Jams Collectionが最後に歌ったのが「青いペディキュア」。この曲を通して彼女たちは、この日、この場へ共に作りだした熱狂の景色を、ずっと忘れたくない思い出として胸に刻めば、あふれだす想いを歌声に乗せて、君(ファン)のことが誰よりも大好きだと伝えていた。

アンコールは、メドレースタイルでプレゼント。メンバーカラーのはっぴをそれぞれ身にまとった彼女たちが、3台のトロッコに乗車。客席中を移動しながら、この空間に暑い夏を連れ戻すように「サマサマサマーはアゲアゲで!」「キケンなサンサンSummer!」「smaile×smaile」と立て続けに歌唱。途中、客席中央で3つのトロッコをくっつけて歌えば、目の前にいるファンたちへ向けて手を振り、自分たちのテンションもアゲアゲにしながら、熱狂の宴をこの場へ一緒に作りあげていった。「君のコトずっと前から好きでした」のセリフを合図に始まった「スキスキリフレイン」では、メンバーたちの甘えたセリフを耳にするたび、場内中から興奮の声が上がっていた。

歌い終わり、メンバー一人一人が感想を述べだした。ここでは代表し、一宮彩夏の言葉を記したい。

「ここへ到るまでにもJams Collectionはいろんな体制に変わりながら、今、8人でここまで来ることが出来ました。ここへ辿り着くまでにも、いろんな山あり谷ありでしたけど。応援してくれるみんなのおかげで、Jams Collectionはこの大きなステージでライブすることが出来ています。いろいろ大変なことやつらいことはあるんですけど、それをみんなで補いながら、いろんなステージに立ててきたように、みなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。Jams Collectionはこれからも上を目指していくし、みんなへ恩返しができるように精一杯進んでいきたいと思います。『Jams Collectionが最強なんだよ』と言ってもらえるように頑張りたいなと思います」(一宮彩夏)

ここから、ラストスパートへ。これからも夢を追いかける気持ちを胸に走り続ける強い意志を示すように、8人は想いを一つに「夢と出逢って 希望になって 迷いながら走るんだ」と「疾走ドリーマー」を歌っていた。一人一人が歌詞に綴られた一言一言をみずからの胸へ刻むように、力強く歌う。その姿が、誓いを胸に駆けだす眩しい姿として見えていた。

彼女たちが夢へ向かう片道切符を手に乗り込んだ列車は今、幕張メッセという大きな駅に停車している。ここへ到るまでにもJams Collectionは、夢へ向かう列車へ大勢の人たちを招き入れてきた。「片道切符のかくれんぼ」を歌いながら、8人は、これからも一緒にいろんな目標や目的を持った駅舎を巡りながら、夢咲く場所へ向けた戻ることのない列車に乗って走り続けようと、温かな声で歌っていた。

「Jams Collectionがみんなのヒーローになれるように、気持ちを込めて届けたいと思います」の言葉を受けて歌ったのが,「誰かのヒーローになれたなら」。彼女たちは、舞台の上へ一歩踏み出したときからヒーローだった。必死に夢を追いかける、その一生懸命な姿と熱い眼差しに気持ちを奮い立てられた人たちが、いつも勇気をもらい続けてきた。8人は「流した涙の数がけ強くなる」と歌っていた。何度も挫け、悔しい想いを重ねながらも、目の前ではしゃぐ観客たちの気持ちに励まされるたびに、誰かのヒーローになろうと自分たちを必死に輝かせてきた。悔しさを重ねるたびに輝きを増すメンバーらの姿へ、いつしかたくさんの人たちが心惹かれ、Jams Collectionの届ける歌声を明日へ向けた輝きとして受け止めていた。その想いが、この日の景色へ繋がったのは間違いない。

最後に彼女たちは、「天高く進め」と元気いっぱいに「NEW ERA PUNCH!!」を熱唱。8人は勇気を打ち放つ拳を高く突き上げ、この空間に気持ちを一つにした眩しい景色を作りあげていった。Jams Collectionは、いつだって「NEW ERA PUNCH!!」を前へ突き進む力にしながら、いろんな難関を蹴散らしてきた。つねに仲間たちと一緒に戦い続け、Jams Collectionはたくさんの元気と夢と希望をみんなでつかみ、明日へ踏み出す勇気に変えてきた。まだまだ成長過程の彼女たちと僕らで一緒につかんだ一つの成果がこの日のライブなら、僕らはまだまだ進化していける。ものすごい速度で進化し続けているJams Collectionを追いかけながら、いつか一緒に全世界制覇しようじゃないか。

PHOTO:ポテヤマムラ / オカベメイ
TEXT:長澤智典

セットリスト

-Opening movie-
M1. 独占オンステージ
M2. 夏ときめいちゃいマッスル!
M3. 愛你(アイニー)
M4. ブルーアワー
〜MC〜
M5. Xの方程式」(新曲初披露)
M6. Let me down
M7. あの日のメリーゴーランド
M8. ノーヒットノーラブ
M9. 矛盾してる。(LIVE初披露)
M10. プラネットナイン
M11. アンデッド・ラブストーリー
〜MC〜
M12. フューチャーライダー(新曲初披露)
M13. ソモサンセッパ
M14. Ready→NOW!
M15. 最先端フォーミュラー
M16. Shooting Star
M17. 君色花火
M18. 青いペディキュア
-ENCORE-
メドレー:「M19. サマサマサマーはアゲアゲで!/M20. キケンなサンサンSummer! /
M21. smaile×smaile / M22. スキスキリフレイン」
〜MC〜
M23. 疾走ドリーマー
M24. 片道切符のかくれんぼ
M25. 誰かのヒーローになれたなら
M26. NEW ERA PUNCH!!

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