加藤シゲアキ、『オルタネート』が2023年「新潮文庫の100冊」フェアの目玉書名に決定

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加藤シゲアキ著『オルタネート』(新潮社)

書店店頭の夏の風物詩となっている「新潮文庫の100冊」フェア。今年も7月1日より全国書店にてスタートする本フェアの目玉新刊として、このたび加藤シゲアキ著『オルタネート』が選ばれた。昨年の『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』に続き2年連続となる。定価990円(税込)。

直木賞候補、吉川英治文学新人賞受賞、本屋大賞ノミネート、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2021 小説部門第1位、高校生直木賞受賞など、文壇からの高い評価と、読者からの熱烈な支持。その両者を獲得した加藤シゲアキ著『オルタネート』が目玉新刊となった47年の歴史を誇る夏の文庫フェア「新潮文庫の100冊」は、夏目漱石「こころ」や太宰治「人間失格」といった古典から、人気作家によるベストセラー作品まで、古今東西の名作100書名を選りすぐった年間で最も大規模な文庫フェア。

加藤シゲアキ コメント

本作は、普段あまり本を読まない高校生にも小説の楽しさを知ってほしいと思って書きました。しかし蓋を開けてみれば高校生だけでなく、私より年上の方からもたくさんの反響をいただきました。著者が一番小説のポテンシャルを信じていなかったと反省しつつも、文庫化に際して改めて読み直したのですが、甦ってくるのはどれも美しい記憶でした。
『オルタネート』は、本当に私を遠くまで連れていってくれた。そしてテーマ同様、私を大きく育ててくれました。
こんなに自著に感謝することはこの先ないかもしれません。
胸を張って、言わせてもらいます。
本作は私、加藤シゲアキの代表作です。

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