ももクロ佐々木彩夏、6度目の「AYAKA NATION 2022」で魅せたあーりん全開のあーりん劇場 クールな女泥棒を描いた新曲「Lady Cat」初パフォーマンス

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写真:上飯坂一

ももいろクローバーZの佐々木彩夏 が、昨日7月18日に東京・TOKYO GARDEN THEATERにて「AYAKA NATION 2022 in TOKYO GARDEN THEATER」を開催し、満員となる6,472人を動員した。

新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置、イベントの開催制限等、政府のガイドラインを厳守し、ももいろクローバーZの新型コロナウイルスの感染拡大防止のための運営ガイドラインを徹底。問診票の記入や検温、アルコール消毒など、感染拡大防止のための対策が講じられ、演者、スタッフ、来場者への最大限の配慮を行い有観客での実施となった。

今年で6度目の開催となった「AYAKA NATION」では、“りん王国”の姫であるアーヤカ姫の正体が実は泥棒で、プリンセスの王冠を盗むというストーリーが展開。来場した “ぷにノフ”(佐々木彩夏のファンの総称)とニコニコ生放送の視聴者へあーりんならではの世界観を届けた。

アーヤカ姫の戴冠式&お祝いパーティー開催の幕開けを飾るオープニング映像が流れ、SEの「あーりんちゅあ」が会場に鳴り響くと、白幕が開けライブがスタート。王冠の形をしたステージ上にあーりんバンド、クラシックなドレスに身を包んだアーヤカ姫が登場。ステージ上段には戴冠式用の厳重に保管された王冠が展示された。昨年の自身の誕生日に配信がスタートされたあーりんセルフプロデュースの楽曲「A-rin Kingdom」で幕を開け、会場と画面の前の視聴者を一気にあーりんの世界へ引きずり込み次曲へ。「ももいろクリスマス2019 〜冬空のミラーボール〜」のテーマソングであり、舞踏会にもピッタリな「HOLIDAY」を10人の姫たちと華麗なダンスパフォーマンスを披露し、ファンを魅了した。アーヤカ姫がお色直しのためステージを後にし、姫たちがアーヤカ姫について話していると、花道から胸元の大きなリボンが印象的なピンクのドレス衣装のアーヤカ姫が再登場。24歳の誕生日に配信が開始されたヒャダイン(前山田健一)と佐々木彩夏が共同制作した「ハッピー♡スイート♡バースデー!」を2人のお仕えと共にパフォーマンス。続けて、「My Cherry Pie(小粋なチェリーパイ)」をステージいっぱいに歌唱。ラストにはステージ上にパーティー用の机がセッティングされる。次曲「My Hamburger Boy(浮気なハンバーガーボーイ)」では、10人の姫が再登場し、パーティーの準備を完成させると、アーヤカ姫と姫たちがベネチアンマスクをつけて歌唱。姫たちによるお皿やコップを使ったパフォーマンスでパーティーは大盛り上がりで終える。

薔薇のマークが暗いステージの上に浮かび上がると、ステージ上段の王冠があった場所には怪盗あーりんの予告状が。黒光りしたタイトなスーツを着用し、王冠を手にした怪盗あーりんが2人の泥棒子分と登場。TVアニメ「キャッツ♥アイ」の主題歌である杏里の「CAT'S EYE」、自身のソロコンサートでは何度も歌ってきた「キューティーハニー」をセクシーさ全開で歌唱し、怪しげなムードを演出。次にももいろクローバーZの「行くぜっ!怪盗少女」を怪盗あーりんバージョンで披露。2番後の間奏パートでは、10人の兵隊が登場し、3人の怪盗とのダンスバトルパフォーマンスが繰り広げられ、会場のボルテージは最高潮に。

黒いマントを羽織った怪盗あーりんは、次に今年ももいろクローバーZ結成14周年の結成記念日に発売された6thアルバム【祝典】に収録され、リード曲である「MYSTERION」を1人で、「D’の純情」を泥棒子分の2人と共に力強いダンスでパフォーマンスし、ファンのハートを鷲掴みにした。続けて、昨年に配信リリースされたエモーショナルなロックナンバー「SPECIALIZER」「AYAKA NATION 2019」を記念して制作された「Bunny Gone Bad」と疾走感溢れる2曲で再び会場は熱気に包まれ、王冠を手にした怪盗あーりんはステージを後にした。

アーヤカ姫の王冠が盗まれ、お城に残された兵隊たちが悲しみに明け暮れる中、白いワンピースドレスを纏ったアーヤカ姫が登場。“心の闇”をテーマにした「魂のたべもの」を繊細に歌い上げ、会場のムードを一変させる。自身のソロアルバム【A-rin Assort】に収録されているバラードナンバーの「Grenade」「Memories, Stories」を歌唱し、お城の人々やお姫様たちの悲しみの気持ちを表現。

突如、鳴り響く怪しげな音楽とムードに戸惑うアーヤカ姫の元に、泥棒子分の2人が襲い掛かろうと忍び寄る。捉えられたアーヤカ姫にブラックライトが当てられると、「薔薇と薔薇の棘マーク」が衣装に浮かび上がる。アーヤカ姫に白いマントがかけられ、ステージ上に白幕がかかると、中央に巨大な「薔薇と薔薇の棘マーク」が映される。その後ステージが一気に明るくなると、そこには怪しい微笑みを浮かべるアーヤカ姫。白いマントには同じマークが描かれ、実はアーヤカ姫自身が怪盗あーりんだったことがネタバラシされる。新曲「Lady Cat」を泥棒子分と初パフォーマンス。本楽曲は、クールな女泥棒を描いた、中毒性のあるエッジの効いたダンサブルナンバーとなっており、本ライブのテーマソングとして制作された。新曲「Lady Cat」が歌い終わると「A-rin Kingdom」のラストパートが流れ、「Bye Bye!!」の言葉を残して、あーりん劇場を完結させた。

あーりんソロライブではおなじみのニイルセンのイラストを使った映像「怪盗あーりんが盗んでいったもの」が上映され、映像内のぷにノフによる「さーさき!おい!さーさき!おい!」コールで会場を煽ると「あーりんは反抗期!」のイントロが流れ、今回のグッズTシャツとキャップを着用したあーりんが登場。アンコールパートは「あーりんは反抗期!」からスタートし、会場のボルテージは再び上昇。

本ライブ初となるMCでは「ついに本編ではMCがなくなりました!みなさん楽しんでいますかー?」とファンへ呼びかけると、続けてご来場しているファンとニコニコ生放送での視聴者への感謝を述べた。その後、「皆さんの期待をいい意味で裏切れましたか?」と問いかけるとライブ本編の感想や演出や仕掛けのネタバラシなどを語った。「みんなも怪盗あーりんの仕業にやられてしまうかもしれないので帰り道気をつけてください!そこまでが大事だから!」と世界観を大事にした発言も見られた。「もう私は終わった気でいますが、最後まで気を抜かずに頑張りたいと思います!」と続けると「空でも虹でも星でもない」をB.O.L.Tの青山菜花と白浜あやをバックダンサーにしっとりとパフォーマンス。

続くMCでは初のライブ後の配信となる新曲「Lady Cat」の配信、さらに7月23日22時から「AYAKA NATION 2022を佐々木彩夏と振り返る反省会」が開催されることを告知。そして、「みなさん明日からお仕事の方もいらっしゃると思うんですけど、みんな張り切って…、仕事しろーーー!」の煽りから「仕事しろ」を熱唱。本編でお姫様たちや兵隊、お仕え人を演じた後輩グループAMEFURASSHI、CROWN POP、B.O.L.T、播磨かなの全員を迎え入れ、会場を盛り上げた。続けてあーりんライブ定番曲「あーりんはあーりん♡」、ラスト鉄板曲「だって あーりんなんだもーん☆」を歌唱した。

アンコールパートでは、アイドルとしてのあーりんの“圧”がより感じられる内容となった最後のMCでは、「みんなが見たいものだったり、楽しかったなと思ってくれるものだったり、満足してもらえるものって何かなって考えながら、ライブを作っていく過程がすごく楽しくて。1人なのは心細いけど、後輩やあーりんバンドのみんながいてくれて、会場にもぷにノフさんやモノノフさん、配信で見てくれるみんながいてくれて、こんなに幸せな空間と思える「AYAKA NATION」っていう年に1回帰ってくる場所があると思えるのが嬉しいなと思います!次はもっともっとレベルアップしてみなさんに満足してもらえるようなライブができたらいいなと思いますし、私の可愛さやももクロちゃんを知ってもらえるように頑張りたいなと思いました!またピンクのみなさんに会えるのを楽しみにしています!」と述べ、佐々木彩夏が送るあーりん劇場「AYAKA NATION 2022 in TOKYO GARDEN THEATER」は幕を閉じた。

セットリスト

あーりんちゅあ
1. A-rin Kingdom
02. HOLIDAY
03. ハッピー♡スイート♡バースデー!
04. My Cherry Pie(小粋なチェリーパイ)
05. My Hamburger Boy_(浮気なハンバーガーボーイ)
06. CAT’S EYE
07. キューティーハニー
08. 行くぜっ!怪盗あーりん
09. MYSTERION
10. D’の純情
11. SPECIALIZER
12. Bunny Gone Bad
13. 魂のたべもの
14. Grenade
15. Memories, Stories
16. Lady Cat
ENCORE
17. あーりんは反抗期!
18. 空でも虹でも星でもない
19. 仕事しろ
20. あーりんはあーりん♡
21. だって あーりんなんだもーん☆

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