7ORDER、結成3周年を祝したアニバーサリーイベント「燦参七拍子」大盛況にて終了

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7ORDERの結成3周年を祝したアニバーサリーイベント「7ORDER3周年記念感謝祭『燦参七拍子』」が、5月21〜22日に千葉・幕張メッセイベントホールにて開催された。特に最終公演となる5月22日夜の部は、一部分をYouTubeにて配信するなど、2時間超えの大ボリューム。「こういうイベントだからやれることをやらせてもらっている」という安井謙太郎の言葉のとおり、プレミアムな試みが多数行われた。

“7ORDER広報部”の阿部顕嵐と長妻怜央の影アナで場内の熱気を高めると、コント風味のVTRの後に、グループの公式キャラクター・小田ちゃんと赤い祭法被姿のメンバーが登場。提灯や木目調の床、神社の境内や鳥居を模した花道やセットの中を、太鼓隊や神輿隊とともに闊歩する。景気よく鏡割りをして1曲目「SUMMER様様」を披露。3周年ならではの替え歌を施し、バラエティ要素たっぷりに観客へ感謝と喜びを伝えた。

メンバーの衣装を観客の投票で決め、ステージ上でそれに着替えると、小田ちゃんのDJでダンスメインのリミックスメドレーへ。「Make it true」は森田美勇人、阿部、長妻でパフォーマンスし、「&Y」は諸星翔希のサックスと安井の歌で魅せる。「Monday morning」から真田佑馬と萩谷慧悟も加わり、マイケル・ジャクソンの「Heart Breaker」や「Love shower」などを7人と小田ちゃんで迫力満点に届けた。

メンバー対戦企画では、2020年の無観客配信ライブ「UNORDER」でも行われた気配斬りを開催。観客に囲まれた環境で行う気配斬りに「みんながいるから楽しい」や「本当に合戦に出たみたい(笑)」と新鮮な感覚を露わにした。対戦の結果、罰ゲームは真田に決定。終演後にSNSで「真田事故画セレクション」が拡散されることとなった。

YouTubeの生配信をつなぐと、2022年8月24日の3rd シングルリリースと、11都市のライブハウス&ホールを巡る秋ツアーの開催を発表。安井は“秋ツアーではどちらかというとブラックな7ORDERをお見せして、前回のツアーとは違うカラーを楽しんでいただけたら”と語り、新しい挑戦への期待を持たせた。

3月にリリースした2ndシングル「レスポール」のカップリング曲「Ups & Downs」をステージで初披露すると、和太鼓奏者ユニット・無限らによる和太鼓パフォーマンスのセクションに突入。そこに安井と阿部が和太鼓で参加し、さらにはあとのメンバー5人も担当楽器で応戦する。「LIFE」は和太鼓とともに和アレンジで披露し、よりたくましく優美なステージと音で魅了した。再び7人になると7ORDER初楽曲「Sabãoflower」をバンドアレンジで演奏。阿部はレスポールを、安井はアコギを持ち、この3年間で得た武器を総動員したパフォーマンスを見せた。

安井から3周年の感想を求められた阿部は「俺らはありがたいことに小さい頃から広い会場に立たせていただく機会が多かったけど、たくさんのファンの前に立つと毎回毎回感動するんです。この景色は俺らだけの宝物だし、それを見せてくれるのはみんなだし。これからも一緒に宝物交換をしていきたい」「みんなの力を借りながらもっともっと戦っていきたいし、時にはみんなの力が及ばないところでも戦っていきたい。帰ってこれる場所があるだけで頑張れる」と告げる。安井も「4年目は3年間で作り上げた地盤で戦に出たいですね。世の中をびっくりさせたい」と決意を表明し、あらためてファンへ感謝を告げた。

「雨降って地固まる。4年目は一緒にもっともっと旅に出ましょう」と安井が言うと、ラストはメジャー1stシングル曲「雨が始まりの合図」。自分たちの手で明るい未来を掴みに行くような勇敢な佇まいとサウンドスケープ、エモーショナルかつ爽やかな歌声で全4回にわたるイベントを締めくくった。「俺ら止まる気ないんで。まじで突き進むんで!」という諸星の言葉や、「3周年を迎えられて本当に幸せです。4年目もっともっと、楽しく笑いながら行きましょう!」という安井の言葉を立証するエネルギッシュなステージ。3rdシングルと秋ツアーへの期待が高まる結成3周年記念日だった。

Photo:
Masanori Naruse
Yoko Yamashita

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