ドラマストア、「METROCK 2022」大阪編に念願の初出演「また来年もその先も帰ってこれたら」と決意を語る

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ドラマストアが5月15日、大阪・METROCK大阪特設会場(堺市・海とのふれあい広場)で開催された野外ライブイベント「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022」大阪公演に初出演を果たした。

サウンドチェックの段階から「紫陽花が咲く頃」「アンサイクル」「三月のマーチ」「世界はまだ僕を知らない」と矢継ぎ早にみずみずしいバンドサウンドを鳴らし、待機しているオーディエンスを早速ハンズアップさせる準備万端ぶり。

SEが流れるやクラップが巻き起こるいいムードの中、四者四様のカラフルな衣装を身にまとったメンバーが登場し、長谷川海(Vo. Gt.)が時折、手のひらで雨模様を確かめながら、まずはYouTubeの再生回数280万回超えの代表曲「至上の空論」からライブはスタート。

ギター&ピアノを擁する編成をフルに生かしたドラマチックな音像でいきなり見る者をロックオンし「大阪ドラマストアです、よろしく!」と長谷川が告げた後も、疾走感×高揚感で畳み掛ける「スイミー」を聴かせるなど、冒頭からヒットポテンシャルに溢れたポップソングを連発。自らの舞台となるSUNSHINE ARCHから望む、大キャパのGREEN HILLをも射程圏内に入れた充実の楽曲群で魅せていく。

その後もビートを途切れさせることなく、「『METROCK』大阪2日目、楽しんでいますか? 隣でSaucy Dogを待っている人もいて、裏ではTHE ORAL CIGARETTESもやっていて。ものすごい時間帯ですけど、こんなに多くの人が来てくれるとは思いませんでした、本当にありがとう!」と感謝と共に届けた「ガールズルール」でも、切なくも心温まるメロディに多くの手が上がる。続く「可愛い子にはトゲがある?」といい、緩急自在かつキャッチーなラブソングを惜しみなく披露していく。

「めちゃくちゃ楽しいです! 素晴らしい1日に呼んでもらえたことをうれしく思っています。このイベントに名前を連ねるだけでも素敵なことで、名誉あることで、輝かしい経歴で。実際、夢のような景色でした。尊敬する諸先輩方、追い抜かれてしまった後輩たちに、少しでも追いつきたいなと思いつつも、今ある景色を大事にしながら歌うことができました。みんなと会えたこと、すごくうれしかったです。だけれども、やっぱりあっちがいいなとか、向こうがいいなとか思う気持ちを、消すことができない自分も確かにいます。この気持ちを抱えたまま、また来年もその先も帰ってこれたらいいなと。そういう気持ちを込めてラスト1曲、歌って帰りたいと思います。みんなの「METROCK」に俺たちを加えてくれて、本当にありがとうございました。またお会いしましょう、大阪!ドラマストアでした」

最後の「knock you , knock me」でとりわけハッピーな空気に包まれた会場に、自然と沸き立った手拍子が幸福感をさらに上乗せ。地元大阪での過去最大規模の野外イベント出演という記念すべき日に、心地いい余韻と予感を残してステージを後にしたドラマストアだった。

なお、今後のドラマストアは、自主企画ライブ「BUBBLES POP」の開催や各地のイベント出演を経て、2019年4月発表の「DRAMA STORE」以来、約3年ぶりとなるフルアルバム「LAST DAY(S)LAST」を7月27日にリリースする。

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