大滝詠一、佐野元春、杉真理によるNIAGARA TRIANGLE「A面で恋をして」初の公式MV完成 16日に全世界公開

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1982年3月21日に大滝詠一の主催するナイアガラレーベルから発表されたアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」の発売40周年を記念して、「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition」が3月21日にリリースされる。これを記念して、「A面で恋をして」のオフィシャル・ミュージックビデオが完成した。

ナイアガラレーベルの大ファンで、世界的にも人気の高い日本を代表する漫画家・イラストレーター江口寿史氏のイラストを使用したアニメーション映像作品に仕上がっており、同じく40周年を迎えた「ストップ!! ひばりくん!」など、数多くの江口氏のイラストが映像内に華やかに散りばめられている。

ミュージックビデオの制作は、シンガポール在住のインドネシア人映像クリエイターArdhira Putra氏が担当。同氏は、同じくインドネシアのRainych氏と組んで「真夜中のドア」を全世界チャートNo.1に導き世界規模でシティポップ・ブームをブレイクさせた日本のバンドevening cinemaの最新アルバムのジャケッデザインやPVも手掛けるなど、日本のポップ・ミュージックの造詣が深い。更に、大滝詠一など日本のシティポップは東南アジアでも非常に人気があり、彼自身も大滝詠一作品の大ファンでもあったことで、今回のコラボレーションが実現した。

完成したミュージックビデオは、海外からの視点による1980年代のジャパニーズ・カルチャーをオマージュした、エキゾチックな映像となっている。「A面で恋をして」のミュージックビデオは3月14日からプレミア公開のカウントダウンがスタート。3月16日正午に公式YouTubeで全世界に公開される。

映像クリエイターArdhira Putra氏コメント

まず最初にお伝えしたいことは、最も偉大なCITY POPミュージシャン大滝詠一さんのミュージックビデオを制作することができて、大変光栄だということです。
ジャカルタに住んでいた高校生の頃、ナイアガラのレコードをよく聴いていました。その頃、ラジオでもよく70年代〜80年代の日本の音楽が流れていて、中でも大滝詠一や山下達郎の曲は、私が日本のシティポップミュージックが大好きになるきっかけを作ってくれました。
それと同時に、彼らのアルバムジャケットを彩る鈴木英人氏や永井博氏のビジュアルアートワークにも惹かれ、私に多くの影響とインスピレーションを与えてくれました。日本のシティポップシーンは、私のアートキャリアを築く重要な要素となったのです。
「A面で恋をして」のビデオ制作依頼を受けたとき、本当に大きな衝撃を受け、そして感情的になりました。まさかこんなことが起きるとは想像もできず、夢が叶ったような気持ちでした。私が作ってきたアートの世界観は、主に日本のシティポップにインスパイアされてきたからです。
ロマンティックな曲なので、レコードを集めるのが大好きな男の子が女の子に恋をするという、1980年代を舞台にしたシンプルなラブストーリーをイメージしました。同時に楽曲リリース40周年を迎える喜びを視覚的に表現したので、観る人がハッピーを感じて、元気になってもらえたら幸いです。
このMVには江口寿史氏のイラストが多数登場します。メインキャラクターの男の子は「ストップ!! ひばりくん!」の耕作くんです。私にとって江口寿史氏もまた、日本のシティポップシーンを代表する方であり、彼の作品の大ファンである私はとても光栄に感じています。
改めて、SONY MUSIC、ナイアガラレコード、大根仁氏、江口寿史氏、制作会社CEKAI、そしてこの作品を制作した私のアニメーションチームに感謝致します。
このMVをぜひ楽しんでください!ハッピーな40周年を!!

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