小松政夫、生前最後のシングルMVに伊藤蘭が出演

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12月7日は俳優/コメディアンの小松政夫がこの世を去って1年。1周忌にあたる、この日、小松政夫の生前最後に録音した楽曲がシングルとして小松の誕生日である1月10日に再発されることが発表された。曲は小松の師匠である植木等への想いを綴った「親父の名字で生きてます」で、2016年にリリースされたCDに収録された楽曲。新たにミュージック・ビデオも制作され女優の伊藤蘭の出演も明らかにされた。

小松政夫と伊藤蘭はかつて同じプロダクションに所属。バラエティ番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!(1976年〜1978年放送)」ではキャンディーズ時代の伊藤とも共演するなど、長年に渡った盟友の関係。MVは小松政夫の息子が喧嘩別れした親父を探し尋ね歩くというストーリー仕立てで描かれる。小松の息子を演じるのは公開中の映画『宮田バスターズ(株)-大長編-』にも出演している渡部直也。他にも生前最後の舞台『うつつ(2019年上演)』で小松と共演した女優の棚橋幸代、帯金ゆかりも参加。伊藤蘭は小松がよく通った芦花公園の居酒屋の女将さん役で出演。

MVでは小松の映像が挿入され、伊藤は時空を超えて小松と共演を果たした。伊藤は「悪ガキ一家の居間のセットで、収録の合間に色々なお話しをしてくださるのが楽しみでした」と小松を偲び、「ずっと小松さんと繋がっていられるような気がしてとても嬉しいです」と今回のMVでの共演の喜びを話した。

伊藤蘭コメント

悪ガキ一家の居間のセットで、収録の合間に色々なお話しをしてくださるのが楽しみでした。
小松さんが昔出会った方達の面白いエピソード…

それがのちに誰もが知るギャグとして生まれ変わった事を知って、
人間を見つめるその視線にあたたかい愛情を感じたのを覚えています。

このMVに出演する事で、
ずっと小松さんと繋がっていられるような気がしてとても嬉しいです。

政太郎(※)も大好きでしたが 俳優さんとしても、尊敬しておりました。
渋くてシリアスな表情や、存在感が忘れられません。
涙が滲むほどの大笑い、時に絶妙に漂うペーソス… 小松さん!
沢山の豊かな時間、幸せな気持ちを ありがとうございました。

(※)=政太郎:番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」のコーナー”悪ガキ一家の鬼かあちゃん”での小松の役名

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