ザ・ブラック・キーズ、自らのルーツに敬意を表した最新アルバム「Delta Kream」5月発売 先行シングル「Crawling Kingsnake」を本日配信

ザ・ブラック・キーズが、通算10枚目となるスタジオ・アルバム「Delta Kream」をリリースすることが明らかになった。
デジタル(ダウンロード&ストリーミング)は5月14日、日本独自エクスクルーシヴ・ステッカーが封入される日本盤CDは5月26日にリリースされる予定。
アルバム・タイトルとなった「Delta Kream」のネーミングは、今回のジャケットにも採用されている、20世紀後半で最も重要な写真家の1人とされるウィリアム・エグルストンが撮影たミシシッピの象徴的な写真から由来している。
ミシシッピ・ヒル・カントリー・ブルースとは、USミシシッピ州北部の丘陵地帯「ヒル・カントリー」から現れたブルース音楽で、「ヒプノティック(催眠性)」とも評されるギター・リフの反復とドラムによって引き起こされるグルーヴが特徴的。
「Delta Kream」では、彼らのルーツであり、多大なる影響を与えたミシシッピ・ヒル・カントリー・ブルースのスタンダード・ナンバーである、R. L. バーンサイドやジュニア・キンブロウの曲をはじめ、バンド結成前の10代の頃から彼らが愛してきた楽曲カバーを収録。
レコーディングはナッシュビルにあるダン所有のイージー・アイ・サウンド・スタジオにて行われ、ブルース・レジェンドのバンドで長年活躍してきたミュージシャンのケニー・ブラウン(G)とエリック・ディートン(G)が参加している。
Vo&Gのダン・オーバックはこのアルバム「Delta Kream」について以下のように語っている。
このセッションはレコーディングの数日前に計画されて、何もリハーサルとかはしてないんだ。前作アルバム<Let’s Rock ツアー>の終わりに、2日間の午後、約10時間でアルバム全曲をレコーディングしたんだよ。
僕らが最初に影響を受けたミシシッピのヒルカントリー・ブルースの伝統に敬意を表す為にこのレコードを作った。これらの曲は、Drのパット(=パトリック・カーニー)と僕が楽器を手にし一緒にプレイしはじめた最初の日と同じように、今日でも僕たちにとって重要な曲たちなんだ。僕とパット、ケニー・ブラウン、エリック・ディートンがぐるっと輪になってプレイしたんだけど、とても刺激的なセッションだった。とても自然な感じだったよ。
先行リリースとなった1stシングル「Crawling Kingsnake」について、2人は以下の様に話している。
最初に(「キング・オブ・ブギ」と評されたブルース・シンガー、ギタリスト)ジョン・リー・フッカーのバージョンを聴いたのは高校生の時だった。私の叔父のTimがそのレコードを僕にくれたんだ。でも(今作で聴ける)僕らの「Crawling Kingsnake」バージョンは間違いなくジュニア・キンブロウのテイクだね。ディスコなリフだよ!(ダン)
この曲のイントロのドラムフレーズは、偶然にできたものなんだ。最終目標は、ギターとの相互作用を強調することだったんだ。より深いグルーヴを生み出しそうと、)エリックとトライしたよ。(パトリック)
「Crawling Kingsnake」のミュージック・ビデオは彼らの公式YouTubeチャンネルにて本日21:00にプレミア公開となる。
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