松本隆 WEB配信番組「風街ちゃんねる」第1回を配信、斎藤孝が松本作品の詞の魅力を紹介

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「風街ちゃんねる」第1回

1970年の「はっぴいえんど」デビュー以来、現在までに提供した歌詞は2000曲以上し“日本語で歌うロック”を確立し、2020年に作詞活動50周年を迎え「松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト」をスタートさせた松本隆。オフィシャル・プロジェクトの第1弾としてアナウンスされたWEB配信番組「風街ちゃんねる」の第1回「松本隆の言葉の素(もと)、文化の核(かく)」が、明治大学教授の齋藤孝と、書籍編集者の君塚太をゲストに迎え、12月12日20:00より配信が開始された。

小学生で父親が買ってきた少年少女世界文学全集をかたっぱしから読み、中学生でジャン・コクトーの小説『恐るべき子供たち』を読んだ松本隆(「自分に似た子供たちがいる」という感想)。その小中学生時代に得た早熟な文化体験は、オー・ヘンリーは太田裕美のアルバムに、ドイツ映画『死の船』は森進一の「冬のリヴィエラ」に、ボードレールの「悪の華」の難しい漢字ははっぴいえんどの歌詞カードに、と、松本作品の詞に活かされているとのこと。

松本隆はザ・ビートルズに出会い音楽を始めた。高校1年生にドラムを始めたきっかけを問われ「シャイだったから」。ドラムを買い2年目で全国のアマチュア選手権で優勝、細野晴臣との初めての出会い、松本隆の詞をみた筒美京平の感想などなど、驚きのエピソードが語られる。

そして、第1回のメインコーナーは、斎藤孝が、松本作品の詞の魅力を紹介。松田聖子の「ハートにROCK」、元祖異動系の曲と言われる太田裕美の「九月の雨」、大ヒットを期待されて作詞した薬師丸ひろ子の「Woman “Wの悲劇”より」やKinKi Kidsの「硝子の少年」。「僕の詞を本当に愛している。好きとかそういう次元ではないんだよね」と松本隆との深い関係性を語った大滝詠一の「君は天然色」、そして松本本人による名曲はっぴいえんどの「風をあつめて」の歌詞解説など、齋藤孝が詞の世界をたっぷりと解説し、松本隆がその当時の逸話を語った。

なお「風街ちゃんねる」第1回は、12月25日23:59までアーカイブ配信中。

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