映画『音響ハウス Melody-Go-Round』にサザン 関口和之がコメント、「いとしのエリー」のリズムトラックが音響ハウスでレコーディングされていたことが判明

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映画『音響ハウス Melody-Go-Round』

渋谷ユーロスペースにて公開中、12月4日からは角川シネマ有楽町でも上映が始まる、レコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てたドキュメンタリー映画『音響ハウス Melody-Go-Round』にサザンオールスターズのベーシストである関口和之、当時サザンオールスターズのレコーディングエンジニアだった猪俣彰三からコメントが届いた。

関口のコメントでは、「デビュー2年目でまだ知らないことばかりでしたが、スタジオによってこんなに音が違うんだと驚いた記憶があります。録音したのは『いとしのエリー』のリズムトラックだったと思います。ベースのあのフレイズが降ってきたのもこのスタジオのおかげだったのかも」とサザンオールスターズの大ヒット曲「いとしのエリー」のリズムトラックが音響ハウスでレコーディングされていたことが判明。

また当時、サザンオールスターズのレコーディングエンジニアだった猪俣彰三からも「ONKIO HAUSは今でも大好きなスタジオです。サザンの代表曲『いとしのエリー』のリズムトラックもONKIO 2stで録りました。スタジオの鳴りも素晴らしく、JBLにQuad8と当時のビクタースタジオと同じだったこともあり、メンバー共々満足のいくサウンドが録れたことを思い出します」とのコメントが寄せられた。

音響ハウスはシティポップスに限らず、日本のロック・ポップスに多大なる影響を与えていることがこのことからも分かる貴重なエピソードが明かされた。

関口和之(サザンオールスターズ ベーシスト)コメント

先日、映画『音響ハウスMelody-Go-Round』を観てきました。
レコーディングスタジオの45年の歳月をミュージシャンやエンジニアのインタビューで振り返るドキュメンタリー映画。
観終わった後はあのレコード、あのアルバム、もう一度聞き直したくなっちゃったなぁ。
そういえばサザンも昔一度だけレコーディングしたことがありました。
期限が迫っていて、いつも使っていたスタジオが空いてなかったのか、なぜかその日だけ「音響ハウス」だったのです。
デビュー2年目でまだ知らないことばかりでしたが、スタジオによってこんなに音が違うんだと驚いた記憶があります。
録音したのは「いとしのエリー」のリズムトラックだったと思います。
ベースのあのフレイズが降ってきたのもこのスタジオのおかげだったのかも。

猪俣彰三(レコーディングエンジニア)コメント

ONKIO HAUSは今でも大好きなスタジオです。サザンの代表曲「いとしのエリー」のリズムトラックもONKIO 2stで録りました。スタジオの鳴りも素晴らしく、JBLにQuad8と当時のビクタースタジオと同じだったこともあり、メンバー共々満足のいくサウンドが録れたことを思い出します。実はこのエリー、発売から30年くらいたったある日、エンジニアの大巨匠のU沼氏から「あれはいい音だったよ」と言われまして・・・もっと早く言ってよぉぉ自分誉められて伸びるタイプなのよぉ!!」って心の中で叫びました。発売直後に言われていたら、自分のエンジニア人生もう少し充実していたかもしれません(笑)

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