松田聖子、40周年記念アルバムに大滝詠一との奇跡のデュエット「いちご畑でFUN×4」収録

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松田聖子「SEIKO MATSUDA 2020」
松田聖子「SEIKO MATSUDA 2020」

松田聖子が、9月30日に発売する40周年記念アルバム「SEIKO MATSUDA 2020」に「いちご畑でFUN×4」という楽曲が収録されることが発表された。

大滝詠一の楽曲「FUN×4」は日本音楽史に燦然と輝く名作アルバム「A LONG VACATION」に収録されており、本作は来年の2021年3月21日でちょうど発売40周年となる。

「A LONG VACATION」がリリースされたのは1981年3月21日、その約半年後の同年10月21日に松田聖子のアルバム「風立ちぬ」が発表された。アルバム「風立ちぬ」は、将来へ続くある新しいコンセプトで挑んだ大滝のプロデュース作品だったが結果的に挫折し、最終的には片面5曲のプロデュースということになった。

制作時期の関係もあり「A LONG VACATION」との相性は抜群で、本人も“対”になるように制作したと発言しているが、その中でも象徴的な楽曲が「いちご畑でつかまえて」だった。「いちご畑でつかまえて」と「FUN×4」両者は同じテンポ、同じミュージシャンで録音された姉妹的作品で、この2曲を変幻自在に編集して構成された「いちご畑でFUN×4」は、大瀧が自身のラジオ番組TBS「GO! GO! NIAGARA」用に編集して’81年暮れに放送された。本人はお遊びのつもりで繋いだが、たった1回のO.A.だったためファンには幻の作品として長年語り継がれている。

二人が歌うひとつの曲として見事なまでの完成度で仕上げた幻の秘蔵音源。伝説の楽曲と化した「いちご畑でFUN×4」が、松田聖子のデビュー40周年記念アルバム「SEIKO MATSUDA 2020」で遂にCD初収録される。

更に今作のマスター音源は、21世紀に入って再度編集し直した最新バージョンを採用しているので、元ネタとなった「FUN×4」と一緒にぜひ聴いてみよう。

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