『ここではないどこかで』
成田凌と森七菜が共演するウェブ動画『ここではないどこかで』がYouTubeで公開された。
動画は、旅行情報誌『じゃらん』が今年30周年を迎えたことを記念して制作されたもの。映画『君の名は。』のプロデュースなどで知られる川村元気氏が監督・脚本を担当している。
成田凌
森七菜
動画は、「旅」をテーマに企画・制作。『じゃらん』が30年間見てきた旅・地域の魅力を、「旅に行く人」と「旅を受け入れる人」を通して表現したという。劇中では、東京在住の大学生・光を成田凌が、東京へ旅をする女子高生・雪を森七菜がそれぞれ演じ、一人旅をする女性・真知子役で板谷由夏、宿泊施設で働く道夫役で犬山ヴィーノが出演している。また、主題歌として、BUMP OF CHICKENの「流れ星の正体」が使用されている点にも注目。同曲は、昨年2019年にリリースされたアルバム『aurora arc』のラストを飾るナンバーだ。
BUMP OF CHICKEN
監督・脚本の川村氏によるコメントは以下のとおり。
川村元気
じゃらんさんから「旅」をテーマにした30周年記念ショートフィルムを、とお話をいただいたときに、はじめにしたのは2019年の年末年始旅行先ランキングを調べることでした。旅先の1位は意外にも私が住む「東京」。「ここも、誰かにとっては旅先である」ということは新鮮な驚きでした。その驚きそのものを物語にしたいと思い、東京と雪国の二箇所を舞台に、旅をする人と現地の人との不思議な交流を描きました。
「ここではないどこかへ旅に出るということは、ここの美しさを見つけるということでもあるのだ」。
私は旅をするたびに、自分の住む街や、そばにいる人達の素晴らしさを発見してきました。旅の持つ、本来の魅力を再発見していただければ幸いです。
なお、『じゃらん』30周年特別記念フィルム特設サイトでは、成田と森のインタビュー動画も公開されている。