大阪☆春夏秋冬、初舞台『艶姿河内六人娘』の初日開幕

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6人組女性ダンス&ヴォーカル・グループ、大阪☆春夏秋冬(おおさかしゅんかしゅうとう/通称:しゅかしゅん)が結成した“劇団☆春夏秋冬”の舞台『艶姿河内六人娘』(あですがたかわちろくにんむすめ)が2020年2月21日(金)、初日を迎えた。

“劇団☆春夏秋冬”は、大阪☆春夏秋冬(以下“しゅかしゅん”)が地元・大阪の人気エンターテインメント時代劇集団・STAR☆JACKSの協力のもと結成した劇団で、“しゅかしゅん”の6人は初主演どころか、芝居をするのも初めてという正真正銘の初舞台である。

物語の舞台は江戸時代初期、大阪夏の陣の2年後いう時代劇だが、開演早々“しゅかしゅん”の、共演者達を交えた全員着物姿でのド派手な歌とダンスのパフォーマンスで度肝を抜かれた。勿論歌やダンスだけでなく、要所に“しゅかしゅん”各メンバーやまわりの芸達者な役者達の個性を生かした笑えるシーンや、思わず涙を誘う悲劇的なシーン、時代劇ならではのアクション―殺陣―のシーンもあり、約2時間の公演の間、飽きさせない。そして各所に散りばめられた伏線とその回収の中には後で気づくものもあり、思わず確かめるためにもう1度観ようかと思ったほど。

今回の舞台は音楽劇の姿を借りながらも、根底には傷つき悲劇を乗り越えて立ち上がる少女たち、そして彼女たちを支える庶民達の再生が骨太に描かれた群像劇で、観終わった時には“しゅかしゅん”が初舞台だったという事もすっかり忘れており、心地よいカタルシスを覚えつつ席を立った。本公演の上演は24日(月)までとなっている。

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