城 南海 地元・奄美大島でデビュー10周年記念コンサート完遂、初のベスト盤リリースを発表

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2019年1月7日にデビュー10周年を迎えた、奄美大島出身の歌姫・城 南海(きずき・みなみ)が、1月27日に「城 南海 10周年記念ふるさとコンサート」を地元・奄美大島の奄美文化センターにて開催。そこで10周年を記念した、初となるベスト盤のリリースを発表した。

今回のコンサートは2部制となっており、第1部は奄美大島の伝統工芸品である大島紬をワンピースにしたてた衣装で登場。昨年2018 年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の劇中歌「愛加那」、大河紀行テーマ「西郷どん紀行〜奄美大島・沖永良部島編〜」や、奄美の方言で作詞作曲したオリジナル曲「祈りうた〜トウトガナシ〜」と、奄美大島にゆかりのある楽曲や、最新曲「遠い約束」をはじめとする城 南海のオリジナル楽曲を披露。

NHKみんなのうたでも放送されていた「夢待列車」では、「出逢い・別れを経験して夢に向かって歩んでゆく」という曲の内容から、「子供たちにも島を大事にしながら、羽ばたいていってほしい」という気持ちも込めて、実際にこの曲を学校で歌っていたという地元の小中学生20名とともに合唱。実際に島から羽ばたいて活躍する城 南海と、これから羽ばたいて活躍していく子供たちが、歌を通して繋がっていく感動的な瞬間だった。

そして第2部では、スペシャルゲストが登場。まずはフジロックへの出演実績もある奄美ならではのシマ唄漫談バンド・サーモン&ガーリックが会場を拍手と笑いで包み込み、続いて城 南海と奄美の唄者としても歌手としても親交の深い元ちとせが登場。「月と月」(原曲:城 南海)「ワダツミの木」(原曲:元ちとせ)と互いの楽曲を一緒に歌い、会場を盛り上げた。そこから再び城 南海ひとりで、奄美大島が舞台の「島のブルース」(原曲:三沢あけみ)のカバーや、オリジナル曲「アカツキ」で会場を盛り上げた。

「この奄美文化センターは子供の頃ピアノの発表会で弾いていて。そんなピアノ少女が島を離れ、改めて島の良さに気づき、鹿児島の公園でシマ唄を歌っていたのがきっかけでデビューできました。そして今回はここ奄美文化センターで10周年を迎えることができ、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。私なりに島の素晴らしさを日本国内、そして世界中に広げていけるように、これからもがんばります。」とデビュー10周年と地元・奄美大島への想いを語り、デビュー曲「アイツムギ」を披露し、本編は終了。

アンコールでは「あなたに逢えてよかった」を披露。最後のシマ唄「ワイド節」「六調」ではゲストのサーモン&ガーリックと元ちとせも加わり、会場の観客もステージに流れ込んで歌って踊る異様な空間に。

城南海を導いてくれている島の先輩アーティストたち、城南海の歌がこれからを導いていくかもしれない島の子供たち、城南海をいつも見守ってきた島と全国から集結したファンの人々、そして城南海自身のこれまでの感謝の気持ちとこれからさらに歩んでいく決意、それぞれの愛情と熱気と感謝の気持ちが会場に満ち溢れ、盛り上がりも最高潮のまま幕を閉じた。

そしてこのコンサートでデビュー10周年を記念したベストアルバムを5月8日に発売することを発表。オリジナル曲ベストCDと10冠を勝ち取ったテレビ東京「カラオケ★バトル」で歌唱した楽曲が中心に収録されたカバー曲ベストCDの2枚のCDに、初回盤には今回の10周年記念コンサートの映像を一部収録した特典DVDと、コンサートの写真が含まれたスペシャルブックレットが封入される、まさにデビュー10周年記念盤となる。

またオリジナルCD・カバーCDともにファンからのリクエストもSNSで募集。今年デビュー10周年イヤーとなる城 南海の今後の活動にも注目が集まる。

城 南海 10周年記念ふるさとコンサート セットリスト
1部
M1 愛加那
M2 西郷どん紀行〜奄美大島・沖永良部島編〜
M3 あさなゆうな
M4 白い月
M5 遠い約束
M6 祈りうた〜トウトガナシ〜
M7 夢待列車
2部
M8 幸せハッピーフォーエバー(サーモン&ガーリック with アニョ)
M9 ディ!(サーモン&ガーリック with アニョ、南海)
M10 豊年節(with 元ちとせ)
M11 月と月(with 元ちとせ)
M12ワダツミの木(with 元ちとせ)
M13 島のブルース
M14 アカツキ
M15 アイツムギ
アンコール
EN1 あなたに逢えてよかった
EN2 ワイド節〜六調

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