Buffalo Daughter、V2レーベル時代のアルバム2タイトルが初アナログ化
ポストロック、ニューウェイヴ、テクノなどを吸収した独自の音楽性で、90年代からワールドワイドな活動を続けるオルタナティヴ・ロック・バンド、Buffalo Daughter。V2在籍時にCDリリースされたアルバム「Pshychic」(2003年)「Euphorica」(2006年)の2作品が、3月13日に一般流通300枚限定でアナログリリースされる。

通算4枚目のアルバムとなる「Pshychic」は、バンドのポップな歌ものの側面は後退し、インプロビゼーションやミニマル・ミュージックの快楽性を謳歌したような解放感に溢れたサウンドが展開される。
10分以上にわたり繰り広げられる躍動感たっぷりの人力ディスコダブ・グルーヴと、プレ・テクノの名盤、Manuel Gottsching「E2-E4」を彷彿とさせるトランシーなギターが高揚感を演出する「Cyclic」ほか、インストゥルメンタル主体の5曲51分。エレクトロクラッシュやディスコダブといった当時のアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックの気分ともシンクロした、実験的かつドラッギーな21世紀型サイケデリック・ロックの名盤。音質を重視した12インチと7インチの変則2枚組仕様。

通算5枚目のアルバムとなる「Euphorica」は、持ち前の遊び心はそのままに、初期XTCやESGなどにも通じるファンクなベースと鋭利なギターが炸裂するニューウェイヴ〜クラウト・ロック・サウンドを展開。それまでの作品より”歌”が重要な位置を占めた作品となっており、メンバー全員がボーカル・パートを担当。
シュガー吉永と大野由美子によるキュートな女性ハーモニーはもちろん、「Mutating」や「Deo Volente」で披露される山本ムーグの超ハイテンションなボーカルも聴き所のひとつになっている。
松下敦(Zazen Boys)など3名のドラマーに、アルゼンチン音響派のFernando Kabusacki、DJ Codomoなど多彩なゲストが参加。これも音質を重視した12インチと10インチの変則2枚組仕様。
アナログ化に際して、サイデラ・マスタリングのオノ・セイゲンがリマスタリングを担当している。
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