天月-あまつき-、初の武道館公演から厳選したシーンをWOWOWで9/27オンエア

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天月-あまつき-がこの夏初めて行った日本武道館公演の模様から厳選したシーンをWOWOWで9月27日に放送される。

約8年前より動画投稿サイトにて歌手活動を開始し、いまやその総再生回数は3億7千万回を超えているという天月-あまつき-は、2014年にメジャーレーベルからのCDデビューも達成。その後、今年6月に発表された最新アルバム「それはきっと恋でした。」はオリコンデイリー2位/ウィークリー5位をマークするまでになった彼にとって、この2018年8月23日は記念すべき初めての日本武道館公演となった。

夏休みも終わりに近づき、平成最後の夏の思い出となるこの日。1万人の赤いサイリウムで埋め尽くされた武道館。高くせり上がったステージに天月が登場し「今夜、君の世界を変えに来た!!」と「アストロスト」でライブはスタート。この日を待ちわびていたファンの大歓声の中「DiVE!!」「イデア」と爽快で力強いロックナンバーでかけ抜ける。「Mr.Fake」「マリオネットラヴァーズ」は紫のライティングが怪しげな大人の雰囲気を作り出す。

「僕はとても欲張りです。これまでにいろんな人のライブを観てきて、いろんな歌を歌って、自分もいろんなライブをしてきたんですけど、だからこそ今日の武道館ではしっかりと歌いたいし、演奏もやりたいし。僕がこんなに楽しいんだから、みんなにはもっと楽しんでもらいたいです」

この言葉通り、万感の想いを込めながらの熱唱ぶりはもちろんのこと、誠心誠意の姿勢でギターを弾きながら歌った「ガラクタモンスター」「ツナゲル」。ファンにダンスをレクチャーして歌い踊り、会場が一つになった「Sing! Swim! Swing!」をはじめ「かいしんのいちげき!」「きっと愛って」ではとてもあたたかくハッピーな空気に包まれた。

だがそんな空気も一変、バラード曲「僕のことなら忘れてくれていいよ」は心を込めて優しくしっとりと聴かせ、星空と真っ白なバルーンが幻想的な「Flight Light ~星くずとBoeing~」、「キミトボク」ではピアノを奏で、「きみだけは。」でまたオーディエンスと一体感を作り出すなど、まさに一流のエンターテイナーとしての矜持を存分に感じさせる多彩な表情、声色、パフォーマンスで魅せつけてくれた。

そして終盤、ハート型の飛行機が会場中をひらひらと舞った「君が僕の心に魔法をかけた」。もしかするとこのライブがスタートした瞬間から、私たちが天月に魔法をかけられていたような、そんな夢のような時間だった。

そしてこのライブの最後は2014年に発表されたメジャー1stアルバム収録曲「Hello,My Story」。「僕が歩いてきた道は、間違ってなんかなかった!!」彼が強く放ったこの言葉。MCでは感極まり涙を流す場面もあったが、これまでの苦悩が希望の光に変わり、“ここからが始まり”という想いでこの曲を選んだのであろう。

これからどんな新しい道を切りひらいて行くのか、この先がとても楽しみだ。

撮影:川崎龍弥(isai)

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