杏沙子、東阪ワンマンの東京公演で1stアルバムリリース&ツアーをサプライズ発表

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杏沙子 9月15日 O-EASTライブ写真

7月11日にミニアルバム「花火の魔法」でメジャーデビューを果たしたシンガー・杏沙子(あさこ)が、メジャーデビュー記念ワンマンライブ「花火の魔法にかかる夜」のファイナル公演を、9月15日に渋谷・TSUTAYA O-EASTで行い、アンコール含め約1時間50分、全17曲をパフォーマンスした。

そしてライブアンコールのMCで、年明け2019年のリリースに向けてフルアルバムの制作に入り、アルバムを引っ提げてのツアーも計画中であることもサプライズで発表された。

東阪ワンマンライブ「花火の魔法にかかる夜」の初日公演は、9月2日に大阪・心斎橋 Music Club JANUSで行われ、15日に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTでの公演を迎えた。東京でのワンマンライブは、昨年12月の渋谷duo MUSIC EXCHANGE以来約9か月ぶりということもあり、開演前から会場に詰めかけた観客の期待はいやが応でも高まっていた。

客席が暗転すると、照明の落とされたステージ上に杏沙子とバンドメンバーが登場。ミニアルバム収録のバラード「クラゲになった日の話」のキーボードの幻想的なイントロが始まり、スポットライトが当たった杏沙子のシルエットがステージ後方に投影され、しとやかで透明感のある歌声が客席に響くと、オーディエンスはその歌声にいきなり魅了された。そして2曲目「流れ星」では1番のサビでミディアムテンポから一気にアップテンポにはじけると、観客も徐々に盛り上がっていき、3曲目のミニアルバムのオープニングナンバー「天気雨の中の私たち」の軽快なギターのフレーズとともにステージの照明が明るくなり、笑顔の杏沙子が「花火の魔法にかかる夜にようこそー!」と呼びかけると、会場のヴォルテージは一気に上昇した。

最初のMCで杏沙子から「みんなで魔法をかけあって最高の夜にしましょう!すでに告知もしていますが、今日は新曲パラダイスです。みんなどこまで付いて来れるかな?覚悟しとけよ!」と話すと、その宣言通り、ここから5曲中4曲が未発表の新曲がパフォーマンスされた。オーディエンスも杏沙子の動きに合わせて、手拍子をしたり両手を上げて左右に揺らしたり、初めて聴く曲であるとは思えないほどの盛り上がりを見せた。

ライブ中盤のインディーズ曲のバラード「おやすみ」ではステージ上が真っ暗になると、杏沙子が手に取った球体の照明があたかも月のように見えて、会場は再び幻想的な雰囲気に包まれた。続いて杏沙子がインディーズ期に初めて作詞・作曲を手掛けたバラード曲「道」を歌い上げると、オーディエンスはその詞に入り込むように聞き入った。

「花火の魔法にかかる夜ももう終わりか… 私にとって今日が夏の最後の日だから、今年の夏がどれだけ楽しかったかは今日にかかっています。みんなも花火みたいに一緒に打ち上がって、最高のフィナーレにしましょう!」というMCから、ミニアルバム収録曲「マイダーリン」がスタートし、会場のヴォルテージは再び急上昇。続けてこの日初披露されたポップナンバーの新曲「恋の予防接種」、インディーズ期からおなじみの曲「アップルティー」で会場が一体となりライブ本編を締めくくった。

オーディエンスのアンコールの大歓声に応えて、自らがリメイクした2色のツアーTシャツに身を包んだ杏沙子が再登場。そして「皆様に嬉しいご報告があります。2019年年明けにフルアルバムをリリースします!絶賛制作中で、ただただいいものになる予感しかありません!そしてアルバムを引っ提げてツアーもやります!ぜひぜひ楽しみにしていてください!」とサプライズで発表すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

そして「そういえばまだやってない曲あるよね?お待ちかねの、ツアータイトルにもなっているこの曲をやらないで帰るわけにはいかないですよ。」のMCから、7月にリリースされたミニアルバムのタイトルチューン「花火の魔法」を最後の力を振り絞り全力でパフォーマンス。オーディエンスもタオルを回したりこぶしを振り上げたりしてこれに応え、会場にいる全員が完全にひとつになり、ワンマンライブは大成功で幕を閉じた。

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