53年前の1970年7月6日

コラム 高橋裕二の洋楽天国

53年前の1970年7月6日、当ブログの筆者はレコード会社のCBSソニー〔現ソニーミュージック)に入社した。中途入社である。

配属されたのは洋楽の宣伝。当時宣伝とは呼ばず販売促進課と呼ばれていた。仕事はラジオ局でレコードをかけてもらう事。1年後、制作に移動、最初のレコードはトランペット4本バンドのチェイス。同時期Tレックスの「Get It On」ど同名異曲だったので、「黒い炎」と邦題を付けた。大ヒットした。

翌年、スウェーデンの男性デュオ、ビョルン&ベニーの「木枯らしの少女」を発売、大ヒットした。秋のヤマハ世界歌謡祭で優勝すべく、良い曲がないので、天地真理でブレイクし始めた森田公一さんに曲を書いてもらい、スウェーデンに送り、ビョルン&ベニーが作詞し録音した。出来た曲は「初恋の街」。

11月、日本にやってきた。2人じゃなく4人で歌うという。2人の女性は何と聞くと、俺たちのガールフレンドだという。女性の一人は妊娠6ヶ月。「初恋の街」じしゃれにもならない。結果、ビョルン&ベニーのオリジナルで、グループ名はABBAで「サンタローザ」を歌い、落選した。ABBAの曲でビョルン&ベニー以外の作曲家は日本の森田公一だけである。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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