ティックトックのアメリカ売却話

コラム 高橋裕二の洋楽天国

9月3日、アメリカの経済新聞ウォール・ストリート・ジャーナルがティックトックについて奇妙な記事を伝えた。

それによると、「アプリの中核アルゴリズム、つまり基本的にティックトックを機能させるものは、売却の取引から除外される可能性がある」。これは中国政府が人工知能技術の流出を規制した為だという。

買収するアメリカの入札者は、このアルゴリズムがないとアプリの価値が大幅に低下し、買収金額に大きな影響を与えると考えている。買収に値しないという意見も出る。

トランプ大統領がティックトックの米国での利用を禁止すると発表。トランプ政権は、ティックトックの所有者である中国バイトダンス社に対し、9月中旬までにプラットフォームの米国での事業を売却するよう命じていた。以来、マイクロソフトやオラクル、小売大手のウォルマートといったアメリカ企業によるティックトックの米国部分の買収が取りざたされていた。

価値の大部分はユーザーをアプリにくぎ付けにする中核アルゴリズムだと考えられている。どうなるのだろう。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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