訃報:ガーション・キングスレイ(作曲家・シンセサイザー奏者)

コラム 高橋裕二の洋楽天国

電子音楽の普及に尽力があったガーション・キングスレイが10日、ニューヨークで亡くなった。97歳だった。

ドイツ生まれでアメリカに移住した。ロバート・モーグが開発したシンセサイザーを使い1969年、「ポップコーン」という曲を作曲、ビルボード・シングル・チャートで最高位9位になった。ヒットの前提には前年の68年、ウェンディ・カルロスが発表した「スイッチト・オン・バッハ」があり、このアルバムはモーグ・シンセサイザーを使ったインストだが、ビルボード・アルバム・チャーでの最高位10位となる異色の大ヒットとなった。

ガーション・キングスレイはその後、ミュージカルの作曲家や指揮者として活躍した。

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記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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