ビートルズ「POWER TO THE POP」原盤印税が異なる楽曲をコンパイルした2枚組

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ビートルズ「POWER TO THE POP」
ビートルズ「POWER TO THE POP」

先週の水曜日(11月27日)、ソニーミュージックからBEATLEDNA〜ビートルズの遺伝子にふさわしいアーティストと楽曲を集めた2枚組の「POWER TO THE POP」が発売された。レノン・マッカートニーが生んだ名曲やスタイルを継承するアーティスト達。70年代や80年代に生まれた名曲の数々。ラップばかりの現代とは異次元の世界。

しかしこの2枚組のどこが凄いかと言うと、原盤権を保有するレコード会社が多数にわたる。原盤印税が異なる。これをコンパイル(1作品にまとめる)する作業は面倒で、複雑で、長期間に及ぶ。ソニーミュージックの白木という担当者がメロディーにこだわり、まとめた。当ブログの筆者もレコード会社の洋楽部にいたことがあるので、余程の意志が強くない限り、面倒くさくて、やらない。

理想郷(ユートピア)で始まって、安らぎの場所(オアシス)で終わるというのも、意味があるのかもしれない。

米アマゾンでは、日本からの輸入盤として、51.99ドルという高値であつかっている。

高橋裕二の洋楽天国

記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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