カニエ・ウエスト、ジェイ・Zの定額制音サービス「タイダル」から撤退

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ゴシップ・サイトのTMZは、カニエ・ウエストが定額制音楽ストリーミング・サービスのタイダルから撤退と伝えた。タイダルはラッパーのジェイ・Zが買収した際に、16のアーティスト達にそれぞれ上限3%の株を渡し、定額制音楽ストリーミング・サービスではタイダル独占を要望した(勿論期間限定だが)。

カニエ・ウエストもその1人で、恩師のジェイ・Zの為に、昨年(2016年)2月に発表したアルバム「The Life of Pablo」を2ヶ月間、タイダル独占にした。今回タイダルに弁護士を通じて要望書を送った。内容はタイダル独占にした事で会員が大幅に増えた。よって3億円程のボーナスを支払えと。しかしタイダルは応じなかった。今後裁判になるかもしれない。

タイダルのオーナーであるジェイ・Zは先週の金曜日(6月30日)、自身のアルバム「4:44」をタイダル独占で発表した。しかしここには壁があり、携帯電話サービスのスプリント加入者じゃないと聴く事が出来ない。

今年(2017年)1月、スプリントは220億円ほどでタイダルの株式を33%取得した。スプリントにとってみれば、投資したのだから回収したい。それには携帯電話の加入者を増やす。

妻のビヨンセが双子を産んだ。夫のジェイ・Zは稼がなければならないが、最近はもうミュージシャンじゃなく実業家だ。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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