ジェイ・Zの定額制音楽配信サービス「Tidal」の主要幹部2人が退社

コラム 高橋裕二の洋楽天国

サムスンへ身売り話が出ている定額制音楽ストリーミング・サービスのTidal(タイダル)。先週主要幹部2人が同じ日に突然クビになった。タイダルがあったスウェーデンのメディアが伝えた。

クビになったのは最高財務責任者のクリス・ハートと最高執行責任者のニルス・ジュエル。原因はタイダルのデータ政策にあると噂されているようだ。

タイダルはストリーミング数のデータをニールセン・ミュージック(旧サウンドスキャン社)に提供していない。ニールセン・ミュージックにオンデマンドのアルバム数が行かなければ、ニールセン・ミュージックは業界誌ビルボードに提供出来ない。カニエ・ウエストの最新アルバム「The Life of Pablo」はタイダルの独占だった。カニエ・ウエストとタイダルのオーナーのジェイ・Zの仲だろう。タイダルはニールセン・ミュージックにストリーミング・データを提供しようと考えていたようだが、カニエ・ウエストはそれを拒んだという。アルバム・チャートに反映されなくてもいいという事なのだろうか。

いずれにせよ、こんなゴタゴタ続きでサムスンはタイダルを買収するのだろうか。因みに最高経営責任者は、ジェイ・Zが買収してから2人クビになった。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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