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フォーク・シンガー、リッチー・ヘブンスが心臓発作で死去

コラム 高橋裕二の洋楽天国

フォーク・シンガーのリッチー・ヘブンスがニュージャージーの自宅で22日、心臓発作のため亡くなった。72歳だった。

1941年ニューヨークで生まれた。知識人が多く住むグリニッジ・ヴィレッジのクラブで歌い始める。ボブ・ディランのマネージャー、アルバート・グロスマンに見いだされ、ジャズの名門レーベル「ヴァーヴ・レコード」と契約。1967年、デビュー・アルバム「ミックスド・バッグ」を発売した。

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リッチー・ヘブンスの名前が一躍有名になったのは1969年8月15日のこと。ウッドストック・フェスティバルのオープニングを飾ったからだ。自身の持ち歌の「ハンサム・ジョニー」やビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」、「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」や「ヘイ・ジュード」をアコースティック・ギターで歌った。

音楽業界誌ビルボードによると、リッチー・ヘブンスはウッドストックやグラストンベリーといったロック・フェスティバルでも、カーネギー・ホールやロイヤル・アルバート・ホールといった伝統的な劇場でも、グリニッジ・ヴィレッジの小さなコーヒー・ハウスでも変わらない演奏をしたという。

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